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『幸福れいむ』 29KB いじめ 共食い 虐待人間 ぬるいです。れいむに幸せを与える話。 こちらに投稿するのは初めてとなります。 ぬるい虐待ですが、よろしければごゆるりと。 ある休日の晴れた昼下がり。 私は暇を持て余した末、今日という貴重な一日を、ゆっくりを虐待することで潰そうと決めた。 『幸福れいむ』 れいむはとてもゆっくりとした夢を見ていた。 広大な草原が広がる野原で、愛しのまりさと子供を作り、その子供たちが巣立つのを見送る、とても幸せな夢だ。 それがふと、一瞬で暗転した。 「……ゆっ?」 目の前に何か奇妙な人間がいた。四角い紙の袋を頭に被り、目にあたる場所に穴が開いている、そんな姿の男だ。 「ゆゆっ!?」 「デデデデストローイ ナーイン ボー」 そしてその紙袋から、くぐもった声で何かをれいむに呼びかける。れいむには言葉の意味はわからなかった。 「に、にんげん……さん……?」 ゆっくりよりも頭の大きさは小さい人間(ゆっくりには頭しか無いが)だが、この目の前の人間は、紙袋のせいで頭の大きさがよくわからない。 基本的に頭の大きさで優劣を決めるゆっくりは、頭の大きさ=身体の大きさと考えており、身体が大きい方が強いものだと考えている。だからゆっくりは人間を格下に見るのだが、紙袋の大きさはれいむの体長よりも大きい。 「やあれいむ、おはよう。ご機嫌いかがかな? ゆっくりしていってね」 男の手には注射針が見える。れいむにはそれが注射針であるという概念はわからないが、その尖った先端だけで、これはゆっくりできないものだ、と思った。 「ゆ、ゆっくりしていってね! おじさん、ここはどこなの?」 「おじさんじゃあない、私はただの鬼威山だ」 『おにいさん』と名乗る男だが、れいむにはそのイントネーションに不吉なものを感じる。 ──このにんげんさんは、ゆっくりしてない。 そう思いながら、この人間から離れようとするれいむだが、そこで自身の異変に気付いた。 「ゆっ……? ゆゆっ……!? あ、あんよさん……?」 ゆっくりは底面を動かすことで移動する。跳ねるにしても、這いずるにしても、底面を動かせなければ、どこにも移動できない。 そのことに気付いて、何度か動かそうとして、結局動かず、ようやくれいむは思い知った。 「どぼじであんよさんうごかないのおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!?」 「どうして、か。疑問を持つことは素晴らしいことだ。知恵がある生物ならではの行動だからな。獣は疑問を持つことで危機を脱するのだから」 紙袋の男は一人で何事かを呟くが、あんよを微塵も動かせず泣き喚くれいむには聞こえていない。 「まぁ、疑問には答えてやることにしよう。今日の私のルールだ。『疑問には正直に答えること』、ってね」 ぎもんにこたえる、という言葉にれいむははっとして、 「ど、どういうこと!? にんげんさん、ゆっくりしないでこたえてね!」 うむ、と人間は頷き、もったいぶった仕草をしながら、 「──君のあんよにラムネを注射しただけさ。局所麻酔ってやつでね。最近知ったんだが、ゆっくりにとってラムネは麻酔になるらしいね」 「ゆっ……? どうゆうこと……?」 「まぁようするに、私が君のあんよを動けなくした。この注射で、だ」 男が針をれいむに近づけると、れいむは慌てて叫んだ。 「ゆっ! ゆっくりしてないよ! はりさんこないでね! ゆっくりしてね!」 針から逃れようと必死で底面を動かそうとするれいむだが、底面はまるでれいむから切り離されているかのように反応しない。 「はは、冗談だよ。この注射は君にはもう使わないさ。約束しよう」 そう笑いながら注射針を透明な箱の中に仕舞うと、今度は別の茶色い箱の中から、いくつかの飴玉を取り出した。 「ゆっ! それ、あまあま?」 「ああそうだ。舐めてみるといい」 男はれいむの目の前に飴玉を一つ置く。れいむはそれを下で拾い、口の中に放り込んだ。 途端に、口の中に甘酸っぱい味が広がった。 「し、しあわせぇぇぇ~!」 こんな甘いものを食べるのは初めてだった。味覚が全餡子を貫き、天にも昇るような感覚すらおぼえる。強張っていた表情も崩れ、満面のゆっくり顔だ。 「幾つか置いていこう。今舐めてる飴玉が無くなったら食べるといい」 男はさらに飴玉を幾つかれいむの目の前に転がす。どれもれいむが舌を伸ばせば簡単に届くような距離だ。 ああ、とれいむは至高の感動とゆっくりに打ち震える中枢餡で思う。 このにんげんさんはれいむにこんなにゆっくりしてるあまあまさんをくれた。 れいむがなにもいってないのにあまあまさんをくれるこのにんげんさんはゆっくりしてるにんげんさんだ。 そして、れいむがなにもいってないのにあまあまさんをくれるのは、きっとれいむがさいこうにゆっくりしてるからだ! そんなことを思いながら飴玉をなめていると、男が茶色い箱の中から、大きな砂時計を取り出した。 「よく見ておくんだ。この砂は三十分で全て下に落ちる。その頃にはれいむのあんよも動かせるようになっているよ」 「ゆっ! わかったよ! れいむ、ゆっくりするよ! それとれいむ、のどがかわいたよ! おみずさんちょうだいね!」 「ああ、水は用意できない、すまないね」 「ゆぅ……ゆっくりしてないにんげんさんだね」 はは、と男は笑いながら、注射針を入れた透明な箱と、茶色い箱を持って立ち上がる。砂時計は壁際に移動させて、そこは底面を動かせないれいむの位置からでもよく見えた。 「ああ、そうそう。『私は今から、こちらかられいむに一切危害を与えない』よ。あんよが動かせるようになったら好きにしていい。そこからは見えないだろうけど、君の後ろにはたくさんの甘いものがあるからね」 「ゆゆっ! ほんとうっ!?」 「ああ、本当だ。あ、これ片づけたらもう一度来るよ。飲み物を持ってこよう」 箱をれいむに示して、男は部屋から出ていく。 突然のことが多すぎてゆっくり出来なかったれいむの心も多少落ち着き、二個目の飴玉を舌で拾いながら、れいむは自分がいるであろう部屋を見渡した。 部屋は六畳程度で、れいむからすれば、れいむのおうちよりすっごくひろいね、という広さだ。 れいむはこの部屋のほぼ中央にいる。底面が動かせないので部屋の後ろを見ることは出来ない。……あまあまのおかげでゆっくりしているので、あまり気にしなかったが。 れいむの真正面には扉があり、男はそこから出入りしていた。扉の傍に砂時計が置かれており、あの砂が全て下に落ちた時、れいむのあんよは動くようになるという。 それにしても広い部屋だ。ふと、れいむは考えた。 こんなにひろければゆっくりできる。 ごはんもあまあまもきっとあのにんげんさんがよういしてくれる。 ここはきっとゆっくりぷれいすだ! 「ゆゆっ! きめたよ! ここをれいむのおうちにするよ!」 そして息を吸い込んで、 「ここはれいむのおうちだよ! ゆっくりしていってね!」 おうち宣言。ゆっくり特有の行動で、自分の巣を定める行為だ。 たとえそこが別のゆっくりの巣だろうと、人間の家だろうと、自らが巣だと決めた場所なのだから誰も文句は言えない、ゆっくりはそう思っているのだ。 このあんよが動かせるようになったら、真っ先に愛しのまりさをここに連れて来よう。れいむはこんな広いおうちでまりさと暮らす未来を夢見ながら、すごくゆっくりしていた。 れいむがゆっくりとしながら飴玉を舐めていると、紙袋を被った男が入ってきた。 「ゆっ! おにいさん! ここはれいむのおうちだよ!」 「ん? ああ、おうち宣言か。ならお邪魔するよ」 「おにいさん! かってにはいったらだめなんだよ! かってにはいったらてみやげをもってきてね!」 「手土産って……まぁいいか。ほら、オレンジジュースだ。水の代わりに持ってきたよ」 「ゆっ! ゆっくりちょうだいね!」 そういいながら、れいむの前に皿を置き、そこにオレンジジュースを注いでいく。 その際、男は床に転がしておいた飴玉を回収するが、れいむは気付かない。 「ぺーろぺーろ……しあわせ~」 甘酸っぱいオレンジジュースは、ゆっくりにとっては至高の飲み物だ。元々オレンジジュースはゆっくりにとっては治療薬になる。怪我をしたゆっくりや体力の無いゆっくりの応急手当によく使用されるのだ。 「そうだれいむ、飴玉よりもっと甘いものがあるんだが、いらないか?」 「ゆっ!? さっきよりももっとあまあまさん!? ほしいよ! ゆっくりしないでちょうだいね!」 「いいだろう、ちょっと待っていてくれ」 男はれいむの横を通って、れいむの背後に何か箱のようなものを置いた。何なのかはれいむからは見えない。 そしてれいむの横に細いチューブのようなものを伸ばし、それをれいむの口にくわえさせる。 「吸ってみるといい」 言われたとおりに吸い込んでみると、チューブの先から何か物凄く甘いものが飛び出してきた。 「!!!」 特上の甘味が舌を焼き尽くし、全餡子を震わせる。先ほどまで堪能していた飴玉の味すら一瞬でどこかに行ってしまう衝撃に、 「し、し、し、し、しあわせえええぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!」 れいむは至上の幸福を、その舌で味わった。 「う、うっめ! めっちゃうっめ!」 思わずチューブを思いっきり吸い込み、さらなる甘味を味わう。全身に雷が走るような快楽に、れいむはこれ以上なくゆっくりとした気分になれた。 何よりも素晴らしいのは、吸うたびに至高の甘味が、その甘さをさらに強くしていくことだ。今まで味わってきた甘味ランキングが現在進行形で更新されていく。 「しあわせぇ~……けぷっ」 腹一杯になるまで甘味を堪能したれいむに、男は満足げに頷いた。 「どうだいれいむ、甘かっただろう?」 「さいこーにしあわせだよぉ~……とてもゆっくりしたあまあまだねっ!」 「それはよかった。もしよかったら、そのあまあまがなんなのか見せてあげようか?」 「ゆっ! みせてみせて!」 男は頷くと、れいむの後ろに置いていた箱を、少しずつれいむの横へずらしていく。 どんなあまあまさんなんだろ? 無邪気に考えるれいむは、少しずつ見えてくる箱を横目で見て、 凍った。 「…………ゆ?」 それは、その透明な箱の中にいるのは、 「……あ、あ……?」 バレーボールくらいの大きさの痩せ細った饅頭のような物体に、だらしなく開いた口がついていて、その饅頭の上からは金色の髪に似たものが波を描き、横で三つ編みを作っている。口と髪の中間には目が二つ並んでついていて、その視線は、れいむを化物を蔑むように、涙を流しながら見つめている。 金色の髪の上には、れいむが好きな、今度告白しようと思っていた、近所のまりさとまったく同じ黒い三角帽子が乗っていた。 その頬にはチューブが刺さっていて、そのチューブが伸びた先は、れいむの口元のチューブに繋がっていて、 「……どぼじでええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっ!!?」 それは、れいむが好きだったまりさだった。 「ではご対面だ」 男がチューブを外し、透明な箱からまりさを出して、れいむの真正面に置いた。 「ばりざっ! ばりざぁぁぁぁ! ごべんねっ! ごべんねえええぇぇぇぇぇ! ばりざだっでじらながっだのおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」 涙を流して、ろれつの回らない舌でひたすら謝るれいむに、まりさはぼそりと、振り絞るように呟く。 「……まりさの、なかみを、すいとる、れいむは、ゆっくり、しないで、しね」 「あ……!」 愛しいまりさからの憎悪の言葉に、何も言葉が出せなくなる。まりさの眼は殺意に満ちていて、痩せ細っていなければ今すぐにでもれいむを殺そうとするだろう。 口をパクパクと開いたり閉じたりするれいむに、男が語りかける。 「先ほどのどうして、という疑問に答えよう。『どうしてまりさがここにいるのか?』簡単だ、私がそこに入れた。お菓子をあげると言ったら簡単に入ってくれたよ。『どうしてこんなことをするのか?』これも簡単だ、私の趣味だ。私は単に痛めつけるより、こう、いたぶる? みたいなのが好きでね」 言葉が出ない。この男への怒りよりも、愛しのまりさの中身を吸っていたという事実が、れいむの声を奪っていた。 現実逃避をしたくても、まりさの憎悪の言葉が、れいむの淡い妄想を破り捨てる。 「しね……っ、れいむは……、ゆっくり、しないで、しねっ……!」 「あ……ああ……!」 狂ってしまいそうなれいむに、男が声をかけた。手には注射器を持っている。やたら針が太く、注射器の中は透明な液体で満たされていた。 「提案がある。この注射器の中には、まりさをあっという間に元気にさせて、しかもれいむを死ぬまで愛するようになるものが入っている」 「ゆ……!? ほ、ほんとう……?」 「ああ、私は嘘はつかない。さて、どうする? これをまりさに注入しようか?」 「ゆ……」 この男は、れいむに嘘は吐かなかった。きっと本当のことなのだろう。ちらり、とまりさを見ると、 「ゆっくりごろし……! しね……!」 今にも永遠にゆっくりしてしまいそうな痩せ細った体で、れいむに憎悪と殺意を飛ばしていた。 まりさは、全然ゆっくりしていない。 「このまま、まりさをゆっくりさせないまま、死なせたいか?」 そんな男の言葉に、れいむは反射的に叫んだ。そもそもこの男が原因だということも忘れて、叫んだ。 「おねがいじまずううぅぅぅぅぅぅぅ! ばりざをっ! ばりざをゆっぐりざぜでええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ぶすりと、注射針がまりさの後頭部に刺さった。 「ゆびっっ!?」 じゅうと、注射器の中身がまりさの中へ入っていく。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「ばりざぁぁ……」 目の前で痙攣するまりさを心配そうに見つめるれいむ。 男が注射針を抜くと、まりさの動きが不意に変化した。 「ゆぅぅぅぅ……ゆひぃぃぃぃぃ……」 呼吸が細く、掠れた笛のような声がもれる。目の焦点は定まらず、口からは砂糖水が垂れていた。 「ま、まりさ……?」 れいむが恐る恐るまりさの顔を窺おうとすると、突然まりさの目が見開かれた。 「ゆっぴぃぃぃぃぃぃぃぃっ!! ……ゆ?」 不意に、まりさの表情が元に戻っていた。ゆっくり特有のおとぼけ顔は相変わらず痩せていたが、れいむを不思議そうに眺めており、先ほどの憎悪や殺意はどこかへ行ってしまったかのようだ。 「ま、まりさ……?」 「れいむ、ゆっくりしていってね!」 満面の笑顔で挨拶するまりさに、れいむは知らずうちに涙を流していた。 「まりざぁっ! よがっだぁっ! ゆっくりしていってねぇっ!」 「れいむはなきむしだねっ! ゆっくりしていってね!」 泣きじゃくるれいむをあやすように頬を重ね合わせるまりさ。 「すーりすーり」 「ゆゆっ、まりさぁ……すーりすーり」 「「しあわせ~」」 あっという間に泣き止み、頬をすり合わせるれいむとまりさを、男は満足そうに頷きながら眺めていた。 「すーりすーり」 「すーりすーり」 「す、すーりすーり」 「すーりすーり」 「ま、まりさ……?」 「すーりすーり」 何故かまりさは、いつまでたっても頬ずりを止めない。そのことにれいむは、ふとまりさの顔を窺う。 満面の笑みのままのまりさの表情は、何か、奇妙な既視感があった。 「ま、まりさ、これいじょうはだめだよ、あかちゃんできちゃうよ……」 「すーりすーり」 「にんげんさんがみてるんだよ? れいむ、はずかしいよ……」 「すーりすーり」 「……まり、さ?」 れいむは、その既視感を、思い出しかけていた。 何か恐ろしいもののような、思い出したくもない顔。満面の笑顔のはずなのに、頬ずりでゆっくり出来てるはずなのに、れいむの芯の底が冷えていく。 そして不意に、まりさの動きが変わった。 「すりすりすりすりすりすりすりすり」 「ま、まりさ!?」 明らかに、コミュニケーションとしての頬ずりとは違う。感情を押し付けるようなそれは、れいむのトラウマの一つ、 「……ありす!?」 いつの間にか、満面の笑顔だったはずのまりさの顔は崩れ、口元はだらしなく歪んで砂糖水を垂れ流し、眼球はむき出しでれいむを見下ろす。 れいむはかつて、れいぱーと化したありすが、他のれいむを襲っている光景を見たことがある。その時は運よく逃れられたが、今のまりさの表情は、あの時甘い笑顔で他のれいむを誘い出し、おぞましい表情で襲っていたあのれいぱーありすそのものにしか見えなかった。 「どぼじでええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!? やべでぇぇぇぇぇぇ! ばりざ、やべでえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 「すりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすりすり、んほおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!! すっきりいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」 「ずっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛ぃぃぃぃ!!」 それまでゆっくりしていたれいむの餡子は、まりさの豹変で一瞬にして絶頂まで上げられた。 次の瞬間、れいむの頭から茎が生える。枝分かれした茎の先には合計六つの小さな球体が付く。れいむとまりさの子供だ。 何が起こったのか理解できないれいむに、男が優しく語りかける。 「疑問に答えよう。先ほどまりさに注入したのは、いわゆる精力剤というやつだ。時間差はあるがゆっくりを発情させ、感情を整え、目の前にいるゆっくりと交尾をしたくなる。まぁようするに、即席れいぱー作成薬というわけだ。……ただ、副作用があってね」 呆然と男を見るれいむに、男はまりさの方を示した。 「すっきりーをすると、ゆっくりしてしまうんだ。永遠にね」 「……え?」 まりさを見る。先ほどまでのおぞましい表情は消え、そこには眠るように穏やかな表情のまりさしかいなかった。 永遠に眠るような。 「ご覧のとおり、まりさはれいむを愛したまま、ゆっくりと死んだ。よかったね」 「あ……ああ……?」 れいむはもはや何も考えられない。ただぐるぐると、今までのことが巡っていた。 さいしょは、あんよさんがうごかなかった。 でも、にんげんさんはあまあまさんをくれた。 でも、あまあまさんはまりさだった。 まりさはれいむのことをゆっくりしないでしねっていった。 でも、まりさはにんげんさんのおかげでれいむのことをあいしてくれるようになった。 でも、まりさはれいぱーありすとおなじになってた。 れいむにあかちゃんができた。 でも、おとうさんになるはずのまりさはえいえんにゆっくりした。 どうして? どうして? どうして? いくら考えても、足りない餡子では答えが浮かばない。 「れいむ。君はゆっくりしなくていいのか? 君とまりさの子供が実っているだろう?」 男に言われ、れいむははっとした。 そうだ。れいむにはおちびちゃんがいるんだ。 そうだ。これかられいむが、まりさのぶんまでゆっくりすればいいんだ。 そうだ。これかられいむが、まりさのぶんまでおちびちゃんをゆっくりさせればいいんだ! 「ゆっ! ゆっぐりじでいっでね! ばりざぁっ! ばりざのぶんまでっ! ゆっくりするがらねぇっ!」 嗚咽混じりでそう誓い、茎に実った子供たちを見上げると、れいむはおかしなことに気付いた。 実った赤ゆっくりの成長が、やたら早い。 「……ゆ?」 不思議に思ったが、れいむはこう結論付けた。 「せっかちなおちびちゃんだね! すぐにうまれて、いっしょにゆっくりしようね!」 素晴らしきかな餡子脳。実は男がまりさに注入した精力剤には、成長促進剤も入っていたのだが。 早送りのように少しずつ大きくなっていく赤ゆっくりを見上げながら感動の涙を流すれいむの横で、男はまりさを茶色い箱の中に仕舞っていた。 あっという間に大きくなる実に、れいむの餡子が吸い取られるが、先ほどれいむはまりさの餡子を吸っていたので問題は無いようだ。 砂時計の砂が半分ほど落ちた頃、すっかり赤ゆっくりは大きくなり、もう生まれてもおかしくなくなっていた。六つの赤ゆっくりは、全てれいむ種だった。 本当はこんな速さで成長するわけがないのだが、しあわせに浸るれいむはそのことに気付いていない。 やがて、実たちがプルプルと震え始める。 「ゆゆっ! もうすぐうまれるよぉっ!」 「よかったな、れいむ。きっとまりさも祝福してくれているだろう」 れいむは嬉しさのあまり、元凶が目の前の男だということをすっかり忘れていた。 震えた赤い実が、やがて一つ、また一つと茎から離れ、落ちていく。 床に落ちた衝撃でうっすらと目を開く赤ゆっくりは、この世に生を受けた証を叫んだ。 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 六匹が同時に声を上げ、れいむは感激の涙を流しながら、その証に答えを返した。 「ゆっくりしていってね!! おちびちゃん、れいむがおかあさんだよっ!」 「おかーしゃん?」 「おかーしゃん、ゆっくちしちぇいっちぇね!」 「みゃみゃー」 「おにゃかしゅいたよぅ」 「ゆっくち! ゆっくち!」 「ゅ? おかあしゃんー」 「ゆゆ~ん、すっごくゆっくりしたおちびちゃんだよぉ!」 思い思いに母親に応える赤れいむたちに、れいむはこれ以上ないほどゆっくりしていた。まりさの中身を吸った時にもゆっくりしていたが、もはやそのことは嫌な記憶になっているらしい、すっかり忘れていた。 全て生まれたことを察したのか、れいむの頭から生えた茎は根元から自然に折れ、赤れいむたちの上にぽとりと落ちた。茎はとても軽く、赤れいむの上に落ちても心地よいくらいにしか感じない。 この茎は赤ゆっくりにとって生後初めての食事となる大事な食事だ。ほんのりと甘苦いこの茎は赤ゆっくりの味覚を刺激し、今後食べる食事全ての基準になるのだ。 つまりこの茎よりまずいものはゆっくりできず、この茎よりうまいものはゆっくりできる、そういう思考を作り出すのだ。 「おちびちゃん、おなかがすいたでしょ? そのくきさんはゆっくりできるよ! ゆっくりむーしゃむーしゃしてね!」 「くきしゃん? ゆっくちできりゅ?」 「れいみゅおにゃかしゅいたよ! むーちゃむーちゃ……ゆびえぇぇぇぇん! くきしゃんかちゃくてむーちゃむーちゃできにゃいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!」 「ゆっ! れいむうっかりしてたよ! ゆっくりまっててね!」 泣き虫らしい赤れいむの言葉にはっとして、舌を伸ばして茎を口に含む。茎は固いので、こうやって噛むことで柔らかくするのだ。 すっかりふにゃふにゃした茎を吐き出すと、待ちくたびれていたのか一斉に赤れいむが群がった。 「むーちゃむーちゃ! ちあわちぇー!」 「むーちゃむーちゃ! ちあわちぇー!」 どのゆっくりも口々に幸福表現を口にする。れいむは子供たちが喜ぶ姿を見ているだけでゆっくりできていた。 ああ、そうだったんだね。これがほんとうのゆっくりだったんだね。 「おかーしゃん、しゅーりしゅーりしちぇね!」 「ゆふふ。みんな、れいむとすーりすーりしてゆっくりしようね!」 食事も終わり、早速子供とスキンシップをとるれいむ。本当に、本当にその顔はとてもゆっくりしている。 だがれいむは忘れている。この男の存在を。 「モォーリカードゥールサァーン」 「ゆっ!?」 男が歌うように呟くと、ゆっくりたちは一斉に男の方へ向く。 「おめでとうれいむ、ゆっくりとした赤ゆっくりたちだね」 「ゆふん、もっとほめていいよ!」 「にんげんしゃん?」 「ゆっきゅりできりゅ?」 「ゆっくちしちぇいっちぇね!」 うむ、と頷くと、男は砂時計を示した。 「この砂はあと五分程度で全て落ちる。そうしたら君たちにとても甘いものをやろう」 「ゆゆっ! ほんとう!?」 「あみゃあみゃ!?」 「ゆっくちできりゅの?」 「おかーしゃん、れいみゅあみゃあみゃたべちゃい!」 ざわめき立つゆっくりたちに、男はただし、と付け加えた。 「彼女たちから逃げ切ったら、の話だがね」 「ゆ?」 ぎぃぃ、と、何かが開く音がした。次いで、何かが羽ばたく音がする。 底面を動かせないれいむには、背後から聞こえるその音の主を見ることは叶わない。 だが、れいむの眼前にいる赤れいむたちの表情が、言葉が、その答えを示していた。 「れ、れみりゃだああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」 「うー☆」 叫ぶ赤れいむたちの声に混じって、正真正銘のれみりゃの鳴き声が、確かにれいむに聞こえた。 「ど、どおしてれみりゃがいるのぉ!? ここはれいむとおちびちゃんのおうちだよ!?」 「うー☆」「たーべちゃうぞー!」 さらにれいむは戦慄した。れみりゃは一体だけじゃない。 赤れいむたちが一斉に逃げ出し、ある赤れいむは男の足元に隠れ、ある赤れいむはパニックで半狂乱になりながら親であるれいむにすーりすーりし続けた。 「おきゃーしゃぁぁぁん! きょわいよぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 れいむは、はっとして口を大きく開けた。 「お、おちびちゃん! おかーさんのおくちにかくれてね!」 なんとか三匹ほどの赤れいむを口の中へ避難させることは出来たが、他の三匹はれいむからは遠い位置にまでいってしまっていた。 呼び戻そうとするれいむの横を、れみりゃの影が二つ、ふらふらと飛びながら赤れいむの方へ向かう。まだ小さい、子れみりゃだ。 「うー!」「あまあまー」 「れ、れみりゃだぁぁぁぁぁ! きょわいぃぃぃぃぃぃぃ!」 ぽよんぽよんと男の足元で跳ねていた赤れいむに真っ先にとびかかるれみりゃ。 「やめてええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! おちびちゃんにてをださないでえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 口の中に不安げな表情の赤れいむを入れたまま叫ぶが、れみりゃはお構いなしに赤れいむに牙を立てた。 「いぢゃい! やめちぇね! れいみゅおいちくにゃいよ! ……やめちぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 「うー♪」「うー♪」 「おちびちゃああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」 あんよを動かせないまま、愛しの子供が中身を吸われていく様を見せつけられていく。その捕食者の恐怖に、まだ外にいる他の二匹も、れいむの口の中にいる赤れいむたちも、ただただ震えるばかりだ。 あっという間に中身を吸いつくし、断末魔の叫び声すらあげられずに皮だけしても、れみりゃはまだ物足りないらしく、次に砂時計の傍に隠れていた赤れいむを狙いに定めた。 「お、おちびちゃん! ゆっくりしないでおかーさんのおくちのなかにかくれてね!」 急いで叫ぶが、反応できたのは狙われていない方の赤れいむだけだ。砂時計の傍の赤れいむは、時すでに遅し、れみりゃの牙に噛まれてしまっていた。 「いぢゃいいいぃぃぃぃぃぃ! たしゅけちぇぇぇぇぇぇぇぇぇ! おきゃぁしゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「おちびちゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁん!」 助けを請う赤れいむに、れいむは何も出来ない。なにせあんよが動かないから。 はっとして、れいむは男に叫んでいた。この男なら、きっとおちびちゃんを助けてくれるんじゃないか、そう根拠もなく思ったのだ。 「に、にんげんさん! おちびちゃんをたすけてね! ゆっくりしないでたすけてほしいよ!」 「構わないが……もう遅いと思うぞ?」 見ると、もう赤れいむは中身を吸われつくして、 「もっちょ……ゆっくち……しちゃかっちゃよ……」 そう言い残して、永遠にゆっくりしていた。 「おちびちゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 「ゆああああぁぁぁぁぁぁぁぁん! おねえしゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁん!」 泣き叫ぶれいむに同調してか、口の中に合流できた残り一匹の赤れいむと他の赤れいむたちも一緒に泣き叫んだ。 「うー、おなかいっぱい」「うー、ねむい」 れみりゃたちは腹が満たされて眠くなったのか、その場で目を閉じてうつらうつらと眠りに入った。 「……ふむ、ちょうど砂も落ち切った、か」 男の言うとおり、砂時計の上の砂は全て下に落ち切っていた。 ふと、れいむは自分のあんよが動かせるようになっていることに気付いた。 その様子を見て、男が語りかける。 「れいむ、子供のことは残念だったな。ところでだが、れいむはこの部屋を自分のおうちにすると言ってたな?」 「ゆ……そうだよ……ここはれいむのおうちだよ……」 すっかり元気が無くなった声で答える。口の中に匿っていた赤れいむたちはれみりゃが眠っていることで外に出してある。 そんなれいむに、男が突き刺すような声で言った。 「……こんなれみりゃがいるおうちで、ゆっくりできるのかい?」 「……ゆっ!?」 「こんなれみりゃだらけのおうちに住むより、前の巣に戻った方がいいんじゃないかな」 「ゆぅ……」 暗い顔で考え込むれいむの顔を見上げる赤れいむたちは泣いたり、不安そうに見上げたり、子れみりゃたちを恐ろしげに見ていたりしている。 ここは広いおうちだが、れみりゃがいるのではゆっくりできないだろう。 昔のおうちに戻ろうか迷っていると、男が今度は優しげな口調で言った。 「後ろに大きな箱があるだろう?」 振り向くと、確かに大きなダンボールの箱が置いてある。その隣には「れみりゃのこーまかん」と書かれた赤い箱がある。 「あの茶色い箱に入れば、昔の巣に戻してあげよう。ああそうだ、約束の甘味はあの箱の中に入っている」 「ゆっ! あみゃあみゃ!?」 真っ先に赤れいむが反応した。 「れいみゅ、あみゃあみゃほちい!」 「にんげんしゃん、れいみゅにあみゃあみゃちょうらいね!」 「やきゅしょくどおりあみゃあみゃよきょせー!」 ぽよんぽよんと飛び跳ねる赤れいむたちに、そうだね、と頷いて、 「れいむ、むかしのおうちにもどるよ……にんげんさん、れいむたちをはこさんのなかにいれてね!」 「ああ、了承した」 男は頷くと、まずれいむを持ち上げて箱の中にいれる。見ると、箱の片隅にお菓子の山が出来ていた。 「ゆゆっ! おしょりゃをとんでるみちゃい!」 次々と赤れいむたちもダンボール箱の中に入れられていく。 「あみゃあみゃ! あみゃあみゃたくしゃんありゅよ!」 「むーちゃむーちゃ……ちっ、ちあわちぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」 早速つまみ食いを始める赤れいむたちに、男が声をかけた。 「早速食べるのはいいんだが、まずこれを食べるといい。ゆっくりできるよ」 そう言って、れいむたちの目の前にラムネ菓子を落としていく。 ゆっくりできると聞いて早速赤れいむたちがラムネ菓子にかじりつく。れいむの目の前にもラムネ菓子が差し出され、 「そうだね! みんなでゆっくりしようね! むーしゃむーしゃ、しあわせー……ゆぅ?」 不意にれいむは、まぶたが重くなっていることに気付いた。意識が遠くなり、ぼんやりと景色が閉じていく。 閉じかけた視界には、既に寝息をたてている赤れいむたちがいた。 「ゆぅ……みんな……ゆっくりおやすみなさい……」 ◆ …………。 ……………………。 れいむたちが眠ったことを確認して、ダンボールの蓋を閉じる。 睡眠薬代わりに食べさせたラムネ菓子は加工所特製の強力なやつで、ちょっとやそっとの衝撃でも目覚めることは無い上に、副作用がまったく無い優れものだ。 多少乱暴に扱っても、途中で目を覚まされてギャースカ騒がれることもない。 私はゆっくりを虐待する時、紙袋を被る。これは下手にゆっくりから顔を覚えられないようにするために始めたのだが、いつの間にか一種のトレードマークになってしまっていた。 なんにせよ、今回の私のゆっくり虐待は終わった。いや、正確には「やるべきこと」を全て終えて、これから楽しむのだ。 私の飼っている二体のれみりゃを巣、こーまかんにゆっくりと入れる。千差万別のゆっくりだが、この寝顔だけは共通して天使のようだ。 まぁ、その天使の寝顔を歪めるのもまた楽しいのだが。 紙袋を外し、ダンボールを持ち上げ、部屋のドアを開けた。 れいむの巣は近所の雑木林にあった。木の根元にぽっかりと空いた空間を利用しており、この近くには今回有効に使わせてもらったまりさの巣もある。 ダンボールを開け、ゆっくりとれいむたちを巣に押し込み、食料置き場に菓子をたくさん置いてやる。 これでもう私から何かすることは無いので、帰ることにしよう。 私のやることを手ぬるいと言う者は多い。 何せれいむを散々怖がらせただけで、実際にれいむに危害を加えたわけではないのだから。まぁ、精神的には危害を与えているともいえるが。 特に最終的にれいむを生かすことを批判されることが多い。同好の士の中でも私はやや異端側というわけだ。 だが、時には生きる方が辛いことがよくある。死すら救いになることが多いのだ。 救済の無い絶望の日々を生きるくらいならば、さっさと死んでしまう方が苦しまなくていい。安楽死の考え方だろう。 生きていればいつか良いことがあるならばいいが、それが可能なのは物や人に溢れた人間だから言えることであって、野生に生きる獣にそんな安易な延命は通じない。 足の骨が折れて走れなくなった草食動物を、生きていればいつか良いことがあると言えるだろうか。 牙が折れて武器を失った肉食動物を、生きていればいつか報われるとのたまうことが出来るだろうか。 ゆっくりも同じだ。 野生で生きるための力を失ったゆっくりは、もはやどうにもならない。「いつか必ず報われる日々」なんてものは決して訪れない。 れいむはまりさとつがいになることで野性を生き延びようとしていた。だから私はまりさをれいむに殺させた。れいむ種は母性で子供を育てる役目を持ち、狩りはそもそも役割ではない。 それにれいむの舌はもはや蹂躙されてしまっている。私が用意した最高級の甘味──まりさの餡子を知ってしまったのだ。もう昆虫や木の実でその舌を満足させることは出来ないだろう。 そしてれいむの役割である子育ても、その子供がまともに育て上げられる理由があってのことだ。食料は菓子類でなんとかできたとしても、それで赤れいむの舌が肥えたならばもうおしまいだ。 狩りで忙しいれいむは本来の育児を満足に出来ず、かまってもらえない子供は不満が溜まっていく。しかも頑張って狩ってきた食料は菓子類とは比べ物にならないほどまずいものしかないだろう。 れいむはやがて絶望するだろう。不慣れな狩りをしなければならず、舌を満足させられず、不平不満を叫ぶだけしか能のない子供を養わなければならない。 想像するだけで楽しくなってくる。これからあのれいむたちはどうなるのだろう? あのまま菓子類を喰いつくしてから、死ぬまで付きまとう不満足感に、れいむたちはどうやって狂っていくのだろうか。 あの親になったれいむが「おたべなさい」で自らの身体を子供に食べさせるだろうか。もしそうなったとしても、子供に生き延びる力は無い。 もう一度甘味を食べるために人間にお願いするだろうか。どうせ相手にされず、虐待派の人間に見つかって凄惨な最期を遂げるだろうか。 それともひょっとして、他のゆっくりを襲ったりするだろうか。もう一度まりさの甘さを味わうために。 明日、早速れいむたちの様子を見よう。僅かな菓子を何日で食い尽くすだろうか。その顔が絶望に染まるのは何日だろうか。いや、数時間もかからないかもしれない。 手ぬるい虐待方法だが、私はこういった方が好きなのだ。 とりあえず、今日のところはここまでとする。 ◆ れいむは夢を見ていた。 愛しのまりさや子供たちと一緒にゆっくりと過ごす夢だ。 広大な草原が広がる野原で、愛しのまりさと子供を作り、その子供たちが巣立つのを見送る、とても幸せな夢だ。 そんな、淡い夢だ。 このような稚拙な文章を読んでいただきありがとうございました。すごくぬるいいじめですね。 ではまたいつかどこかで。 by EGS
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutau9/pages/504.html
ゆっくりの中には特殊な美しさの基準がある。 生まれつきの髪飾りの形、色合い、後発的なものでは髪のつやなどがある。 しかしそれよりもっと重要なものがあった。 人里からかなり離れたところ、森の奥深く。 そこにはゆっくりの集落がある。 ある玄翁を持った少女一人に壊滅寸前に追い込まれた複数の群れが集まって出来たものだ。 それ以後、人間の存在を恐れたゆっくりたちはこの森でひっそりと暮らしていた。 時々加工所の人間に仲間が攫われることもあるが、それ以外は日差しもよく、醜い豚もといれみりゃやふらんも来ないので、 ゆっくりたちはとてもゆっくりできていた。 ある日までは。 「ゆっゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくりまりさは今日も(ゆっくりの基準で)ゆっくりしていた。 友達のありすたちと共に蝶々を追いかけたて食べたり、蜂の巣を食べようとして逃げたり、けどそれでも楽しいとてもゆっくりした時間を過ごした。 夕方になり、恐ろしいれみりゃの時間である夜になる前にみんな自分の家へ帰った。 まりさも自分の両親が待つ家に戻っているところであった。 しかし集落の自分の家の近くに戻ると、なにやらゆっくりだかりが出来ていた。 どうしたのだろう。母まりさの姿を見つけたまりさは何があったのか聞き出す。 「おかーさん、ただいま! どうしたのみんな?」 「ゆ、まりさお帰り! けど大変なことになったよ!!」 「ゆ~? 大変なこと?」 まりさは首をかしげ、母が見ていた方向を見る。 そこにはゆっくりれいむがいた。しかもただのゆれいむではない。 しもぶくれっぷりはとても大きく、大人ゆっくりの中でもかなりの巨体だ。 まりさは息を呑んだ。そのあまりの美しさに。 ゆっくりたちのなかでは、下膨れの大きさは髪飾りや髪のつや以上に美しさの基準となっている。 下膨れが大きいということは、それはとてもゆっくり出来た証拠ということであり、威厳の象徴にもなっているのだ。 人間から見たら理解できないことであるが。 まりさは見とれていたが、すぐに意識を戻す。 たしかに美しいれいむ(以下美れいむとする)だ。しかし外のゆっくりが集落にたどり着くことはそんなに珍しいことではない。 それの何が大変なんだろう? そして気づいた。その美れいむがいた場所に。 そこには群れの長である老ぱちゅりーが倒れていた。 中身であるクリームを口から吐き出し、痙攣している。もう助からないのは目に見えている。 状況からまりさはわかった。この美れいむがやったんだと。 しかし何故大人たちは手を出さないんだ? 答えは簡単だ。皆美れいむに手を出せないのだ。 自分達のことを何よりも考えてくれ、教育してくれた老ぱちゅりーを殺したのは許せない。 だがその美しさの前に誰も手が出せないのだ。美れいむは近づくのも憚られるほどの美しさを誇っていた。 現に真っ先に仇を取ろうと動いたゆっくりのいくらかは、あっさりと寝返った他のゆっくりに殺された。 美れいむはその様子をほくそ笑んだ様子で眺めていたのだ。 美れいむは以前別のゆっくりの群れにいたが、そのあまりの美しさのあまり嫉妬を買い、追い出されたのだ。 しかし実はそれ以外にも要因はあった。 「美しいれいむのためにたべものをもってきてね!!」 美れいむがその美しさを傘に着て、群れのゆっくりに貢ぐように要求したのだ。 そして群れを追い出された美れいむは、以前骨抜きにしたありすからこの集落のことを聞き出し、やってきたのだ。 そのありすは発情して生意気にも自分に擦り寄ろうとしたのですでに殺した。 自分は美しい。この世のどのゆっくりよりも。薄汚いありすごときが近寄るな。 美れいむは本気でそう思っていた。 そしてそのありす以外の、以前から自分に完全に忠誠を誓ったゆっくりを率いて集落にやってきたのだ。 その後老パチュリーを殺害し、何匹かをその容姿で骨抜きにした美れいむは反撃も許さなかった。 寝返ったゆっくりたちは前々から老パチュリーに不満を持っていた、まりさやありすたちだった。美れいむは狡猾にもそれを狙ったのだ。 老パチュリーは人間の恐ろしさ、残虐さを必死で後世のゆっくりたちに伝えようとした。 しかし100匹単位の集落なのだ、中には愚かで自意識過剰で己のみを弁えない者も出てくる。 寝返ったまりさやありすはその筆頭だった。 そして美れいむの、悪魔の誘いを嬉々として受け入れたのだ。 集まったゆっくりたちに向かって、美れいむは高らかに宣言した。 「いまからここはこのれいむのおうこくだよ! うつくしいれいむはこのよでもっともゆっくりできるゆっくりだよ! おまえたちみたいなうすぎたないゆっくりはれいむのためだけにそんざいするんだよ!! うつくしいれいむにみとめられたせいえいたちはいつもおまえたちをみはってるよ!! わかったらいごはれいむのためだけに ごはんをもってきて、れいむのためだけにはたらくんだね!!」 その後は地獄が始まった。 平和な集落は一夜にして変わってしまったのだ。 美れいむに忠誠を誓ったものたち以外は奴隷としてひたすら働かされた。 あるれいむは歌を歌えと言われ、恐怖に震えながらも歌ったが、下手と言われた挙句潰されて殺された。 あるまりさは得意の帽子で川渡りを要求され、激流の中を泳がされ、滝に落ちて姿を消した。 あるありすはすっきりされろと言われ、自信満々で発情しすっきりさせようとしたが、美れいむの興がさめた瞬間に配下の別のありすに犯された。 またあるれいむとまりさはれみりゃの肉を食わせろと要求され、子供を人質にとられれみりゃに立ち向かうも、返り討ちにあって死んだ。 その上子供たちは役立たずの子供といわれ、無残にも処刑された。 毎日普通のゆっくりの10倍以上の食事を美れいむは要求し、さらに配下のゆっくりは美れいむの威光を笠に着て他のゆっくりから搾取した。 結果ゆっくりたちはわずかな食事しか許されず、餓死するものが相次いだ。 しかしそれでも数は減らない。親達は必死で子供を生かし、自分が犠牲になってまで助けていたからだ。 美れいむは満足していた。 まさに自分の王国が持てたからだ。 この世で最も美しく、ゆっくりしているれいむは何をしても許されるんだ。 ゆくゆくはドスまりさをも手中に収め、そしていずれは人間どももれいむの威光の前にひれ伏させてやる。 美れいむは完全に奢っていた。 かつてそんな思考に陥ったゆっくりがどうなったのかわからないのだ。 その顔は美しいものであったが、しかし内面はとても正視できないほど醜いものだった。 しかしそんな暴君の政治が長く続くわけがない。 反乱の芽は芽生えつつあった……。そう、大きくなったあのまりさによって…。 続く あとがき なんかきめぇ丸が来る に似ちゃってますね…。なんとか自分流な結末にしたいです。 ちなみに美れいむの恐怖政治は2週間くらいです、ゆっくりはその短い間でも大きくなるという設定です。 JUMくん このSSに感想を付ける
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カテゴリ:ゆっくり系 ああ れいむばか合体したしろもの。 こうもんあ http //livedoor.blogimg.jp/yukkuri_anko/imgs/a/2/a23bec37.jpg 進化だ http //livedoor.blogimg.jp/yukkuri_anko/imgs/4/d/4db40637.jpg
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/697.html
ゆっくりの中には特殊な美しさの基準がある。 生まれつきの髪飾りの形、色合い、後発的なものでは髪のつやなどがある。 しかしそれよりもっと重要なものがあった。 人里からかなり離れたところ、森の奥深く。 そこにはゆっくりの集落がある。 ある玄翁を持った少女一人に壊滅寸前に追い込まれた複数の群れが集まって出来たものだ。 それ以後、人間の存在を恐れたゆっくりたちはこの森でひっそりと暮らしていた。 時々加工所の人間に仲間が攫われることもあるが、それ以外は日差しもよく、醜い豚もといれみりゃやふらんも来ないので、 ゆっくりたちはとてもゆっくりできていた。 ある日までは。 「ゆっゆ~♪ ゆっくり~♪」 ゆっくりまりさは今日も(ゆっくりの基準で)ゆっくりしていた。 友達のありすたちと共に蝶々を追いかけたて食べたり、蜂の巣を食べようとして逃げたり、けどそれでも楽しいとてもゆっくりした時間を過ごした。 夕方になり、恐ろしいれみりゃの時間である夜になる前にみんな自分の家へ帰った。 まりさも自分の両親が待つ家に戻っているところであった。 しかし集落の自分の家の近くに戻ると、なにやらゆっくりだかりが出来ていた。 どうしたのだろう。母まりさの姿を見つけたまりさは何があったのか聞き出す。 「おかーさん、ただいま! どうしたのみんな?」 「ゆ、まりさお帰り! けど大変なことになったよ!!」 「ゆ~? 大変なこと?」 まりさは首をかしげ、母が見ていた方向を見る。 そこにはゆっくりれいむがいた。しかもただのゆれいむではない。 しもぶくれっぷりはとても大きく、大人ゆっくりの中でもかなりの巨体だ。 まりさは息を呑んだ。そのあまりの美しさに。 ゆっくりたちのなかでは、下膨れの大きさは髪飾りや髪のつや以上に美しさの基準となっている。 下膨れが大きいということは、それはとてもゆっくり出来た証拠ということであり、威厳の象徴にもなっているのだ。 人間から見たら理解できないことであるが。 まりさは見とれていたが、すぐに意識を戻す。 たしかに美しいれいむ(以下美れいむとする)だ。しかし外のゆっくりが集落にたどり着くことはそんなに珍しいことではない。 それの何が大変なんだろう? そして気づいた。その美れいむがいた場所に。 そこには群れの長である老ぱちゅりーが倒れていた。 中身であるクリームを口から吐き出し、痙攣している。もう助からないのは目に見えている。 状況からまりさはわかった。この美れいむがやったんだと。 しかし何故大人たちは手を出さないんだ? 答えは簡単だ。皆美れいむに手を出せないのだ。 自分達のことを何よりも考えてくれ、教育してくれた老ぱちゅりーを殺したのは許せない。 だがその美しさの前に誰も手が出せないのだ。美れいむは近づくのも憚られるほどの美しさを誇っていた。 現に真っ先に仇を取ろうと動いたゆっくりのいくらかは、あっさりと寝返った他のゆっくりに殺された。 美れいむはその様子をほくそ笑んだ様子で眺めていたのだ。 美れいむは以前別のゆっくりの群れにいたが、そのあまりの美しさのあまり嫉妬を買い、追い出されたのだ。 しかし実はそれ以外にも要因はあった。 「美しいれいむのためにたべものをもってきてね!!」 美れいむがその美しさを傘に着て、群れのゆっくりに貢ぐように要求したのだ。 そして群れを追い出された美れいむは、以前骨抜きにしたありすからこの集落のことを聞き出し、やってきたのだ。 そのありすは発情して生意気にも自分に擦り寄ろうとしたのですでに殺した。 自分は美しい。この世のどのゆっくりよりも。薄汚いありすごときが近寄るな。 美れいむは本気でそう思っていた。 そしてそのありす以外の、以前から自分に完全に忠誠を誓ったゆっくりを率いて集落にやってきたのだ。 その後老パチュリーを殺害し、何匹かをその容姿で骨抜きにした美れいむは反撃も許さなかった。 寝返ったゆっくりたちは前々から老パチュリーに不満を持っていた、まりさやありすたちだった。美れいむは狡猾にもそれを狙ったのだ。 老パチュリーは人間の恐ろしさ、残虐さを必死で後世のゆっくりたちに伝えようとした。 しかし100匹単位の集落なのだ、中には愚かで自意識過剰で己のみを弁えない者も出てくる。 寝返ったまりさやありすはその筆頭だった。 そして美れいむの、悪魔の誘いを嬉々として受け入れたのだ。 集まったゆっくりたちに向かって、美れいむは高らかに宣言した。 「いまからここはこのれいむのおうこくだよ! うつくしいれいむはこのよでもっともゆっくりできるゆっくりだよ! おまえたちみたいなうすぎたないゆっくりはれいむのためだけにそんざいするんだよ!! うつくしいれいむにみとめられたせいえいたちはいつもおまえたちをみはってるよ!! わかったらいごはれいむのためだけに ごはんをもってきて、れいむのためだけにはたらくんだね!!」 その後は地獄が始まった。 平和な集落は一夜にして変わってしまったのだ。 美れいむに忠誠を誓ったものたち以外は奴隷としてひたすら働かされた。 あるれいむは歌を歌えと言われ、恐怖に震えながらも歌ったが、下手と言われた挙句潰されて殺された。 あるまりさは得意の帽子で川渡りを要求され、激流の中を泳がされ、滝に落ちて姿を消した。 あるありすはすっきりされろと言われ、自信満々で発情しすっきりさせようとしたが、美れいむの興がさめた瞬間に配下の別のありすに犯された。 またあるれいむとまりさはれみりゃの肉を食わせろと要求され、子供を人質にとられれみりゃに立ち向かうも、返り討ちにあって死んだ。 その上子供たちは役立たずの子供といわれ、無残にも処刑された。 毎日普通のゆっくりの10倍以上の食事を美れいむは要求し、さらに配下のゆっくりは美れいむの威光を笠に着て他のゆっくりから搾取した。 結果ゆっくりたちはわずかな食事しか許されず、餓死するものが相次いだ。 しかしそれでも数は減らない。親達は必死で子供を生かし、自分が犠牲になってまで助けていたからだ。 美れいむは満足していた。 まさに自分の王国が持てたからだ。 この世で最も美しく、ゆっくりしているれいむは何をしても許されるんだ。 ゆくゆくはドスまりさをも手中に収め、そしていずれは人間どももれいむの威光の前にひれ伏させてやる。 美れいむは完全に奢っていた。 かつてそんな思考に陥ったゆっくりがどうなったのかわからないのだ。 その顔は美しいものであったが、しかし内面はとても正視できないほど醜いものだった。 しかしそんな暴君の政治が長く続くわけがない。 反乱の芽は芽生えつつあった……。そう、大きくなったあのまりさによって…。 続く あとがき なんかきめぇ丸が来る に似ちゃってますね…。なんとか自分流な結末にしたいです。 ちなみに美れいむの恐怖政治は2週間くらいです、ゆっくりはその短い間でも大きくなるという設定です。 JUMくん このSSに感想を付ける
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「…好奇心、それはイカス。この世の理は論を持たず」 「忠義、果たして何ぞや。大儀であろうと、そこに忠誠はあるのか」 二本脇差腰におび 軽い調子で歩を進める やれ後ろには離れた人里 もう戻れはしない、かつての忠義 「…忠義とは、何ぞや。れいむは、れいむに忠義を打ち立てみせよう!」 一人野を跳ね進むれいむ その足取りは、どこやらへ… れいむ侍は今日も往く きっかけはたわいない物であった 「そち。妾は腹が減った。そこのこんびにで雪見大福を買って来ておくれ。あ、あとじゃんぷもお願い。顔のメイクも落としたいなあ、追加でソフティモ買ってきて~」 「…了知つかまつりました」 嫌気がさしたのさ いつまでも変わらぬ常日常、姫の世話 戦が無いため鍛練も意味がなく、一定の給料では日に日に生活に苦しむばかりでねぇ ただでさえ嫌気が差しているのに、肝心の殿は女遊びに励むのみ 忠誠もへったくれもあったものかね! 「れいむ、ふと考える! 果たして忠義は永遠なるものか? 忠義、その時は打ち立てても、いずれは変わるものではないか? …そこに、忠誠は無い!」 見付かってしまえば御用改めになる考えを持つれいむ 次第に仲間内からも嫌われて一歩疎遠になったのさ それに伴い、現状を疑問にすら持たない他の武士に飽きれるれいむ ついにれいむは藩から脱け出した! 「何故誰も疑問に思わん! 忠烈申し上げ? そんなもの撤回だ!」 しかし、れいむは根っからの武士であるため、いやいやこれが誠に武士でね 砕けて言やぁ戦の時代の武士さね おつむに知恵が回らない 土地も失い、早速無一文で野に転がり野宿するれいむ 一人の饅頭が現れたのさ 「れいむったら、本当にうつけ者なんだから! なんで思い付きで、先を考えず行動するのかしら。せめて貯金してから謀反なりなんなり起こしなさいよ」 現れたのは姫であった 「いい? 言っておくけど、れいむの生活費が足りなくなるのは決して一定の給料だからではなく無駄遣いするからよ?」 「かたじけない…」 姫に言い寄られ、言葉を失うれいむ侍 おやおや立場が低いねぇ ふと、脳裏に疑問がよぎる 何故姫はれいむの所へ? 果たして姫は脱け出したのか? おつむの弱いれいむでも、その疑問には気付いたみたいさね 「いやー、外の空気は良いわねっ! たまにしか外に出られないものだから新鮮でさ。 …うかうかしてると追手が来るわね。れいむ! 先を急ぎましょう!」 姫は何も言わずれいむを引っ張って進んで行くさね 面喰らったれいむはそらあもう堪ったもんじゃ無い、同時になんだか安心したような顔付きも見せて姫に問掛けたのさ 全く、素直じゃないんだから 「…姫!? 一体、何事を申され」 「そんな堅苦しい言葉を使わなくていいわよっ、私も使って無いし! ほら、のろま! 今は夜で国境の砦の警備も厳しいだろうし、砦を通らないで行くわよ!」 「行くとは、何処へ」 れいむの言葉にずるりと力が抜ける姫 怒りつつもれいむに説明する 膨らませてる頬が可愛いねえ 「んもうっ! れいむは今の武士の現状に嫌気が差しているのでしょう? なら、談判を起こせばいいじゃないっ!」 「だん…、ぱん…?」 「そうよ、直談判! 幕府に一言申すのよ、現状の武士はおかしいって!」 「しかし、」 「もうっ! あなたの武士に対する思いはそんなものなの!? 私はね、『急がば回れ』って言葉より『善は急げ』って言葉の方が好きなの! さあっ、行きましょうれいむ! さっさと国境を越えるよっ!」 意外に知識を持った姫に感心しつつ、勢いに圧されるがままついていくれいむ侍 まるで尻に敷かれる夫の様で、みっともないったらありゃしない 「そんな、横暴な」 「妾はそちが好きじゃ! 幼き頃から側に居てくれて、そちが居ない生活なんて想像に出来ん!」 「!」 「…この、喋り方の方がいいんでしょ?」 「…この旅は、れいむの一人旅でございます! 勝手についてくるのは自由ですが、忠誠を誓ったりなぞは致しません!」 「ええ、だから私がれいむに忠義を誓うの。忠烈申し上げるわ、れいむ」 「…、勝手に。れいむはただ己を行くのみです」 おお、粋だねえ 青春だねえ いくら鈍感なれいむでもおなご一人の仁情には気遣う れいむの頬は夕焼けの様に よよいと二人 夜を駆けていくってね 「しかし、砦を越えるとはどうやって? 陸路だと全てに砦がありますが…」 「ふふん。リサーチ済みの私に隙は無いわ。ずばり、船に乗り込むの!」 「船?」 「ええ。私達の藩は江戸より南、幸い海に面する所にあるからね。近くの港から船を出して、私達の藩の国境を抜けさえすればあとはこっちのものよ」 「…姫。姫は外出が禁じられているのに、何故その様な知識を?」 「学んだのよ、地図で。全く、れいむ以外の授業は面白くもなんともないんだから!」 「申し訳無い、地図とは…?」 「…れいむは良く武士に成れたわね、いや。れいむの家系は根っからの武士だったわね、失礼」 駆け跳ねつつそっぽを向き笑いを堪える素振りを見せる姫 これにはむっときたかれいむ 胸の内を素直に明かす いやいやしかし、馬鹿だねえ… 「姫。なんで笑うんですか?」 「いや、だって。あなた、家の人も、親族も皆武士でしょ? なら、武士の世界観しか無いはずじゃない! なのに、れいむはその世界観に疑問を持っている」 「…?」 「うつけね。一つの視界からしか見えないはずなのに、れいむは複数の視界が見えてるってこと。まあ、あまりいいことでは無いけどね」 「…お誉めに預かり、光栄でつかいまつる」 「あら。私の口ぶりから、なんで誉め言葉だと思ったの?」 「お誉め頂けるものと、確信しております故」 「…調子いいこと言っちゃって。れいむがずっと武士で落ちこぼれずに済んだ理由は、その直感にあるのかもね。 まあ、今のは理由の1割。9割はほんっと、エスカレーター式に上がって来たわよね、れいむ! 武士なのにそんなうつけだなんて、学勉教えて貰わなかったの?」 「…」 やはりむっと来たれいむは姫に言葉も返さずただ黙々と跳ねて行く 嫉妬とはみっともないさね もっと強く生きなれいむ! その様子もおかしいのかケラケラ笑いながられいむの後を追い掛ける姫 やがて二人は港についた 夜の海のせせらぎが二人を包む 薄暗い海のみが二人の世界さね 「…潮臭いわね、ムードもへちまもありゃしないわ。さっ、早いところ出発しましょうれいむ!」 「は、はあ。しかし、姫の知人というか、用意した船とやらは何処に」 おやおや、二人にはお気に召さなかったようでして まあ、あっしもこの臭さには堪りかねますさね …ほう、もう終盤か ぼちぼちあっしも真面目に仕事しますかね 「んー? …はっはーん。さては、勘違いしているわねれいむ。用意なんかしてないわよ」 「…と、申されますと?」 「分かってる癖にぃ♪ 盗むのよっ!」 少し歩いた先にはぷらぷらと停留所の紐に結われている船が 乗り出す姫 しぶしぶながらにれいむも乗る 乗った事を確認し、満足に頬を綻ばせる姫 れいむは脇差を器用に口に加え とめるための紐を断ち切り船は静かに沖に動き始める 「さあっ、出港よ! かいを持って、れいむ! 遠慮しないで船を漕いでいいのよ?」 「…姫。ご自分で漕がれる気、ありませんね」 「もちろん!」 「…はあ。忠義に異議を企てるれいむに、その様なものを期待したのが間違いでした。そんな美味しい話は無いですもんね、お供しますよっ」 かいを口に加え、ぎーこぎーこと少しずつ前に進んで行く小さな船 船の行く当ても分からぬまま ただ二人は波に揺られてどこまでも… 今日も今日とてれいむ侍 風に吹かれて何処に行く、…ってね 「…そういえば、何故幕府に申すのか、いまいちピンと来ないのですが」 「単純よ。今の忠誠忠義が、幕府によって決められた偽りのものだからよ。謀反を起こさせないための政策なんでしょう、だからこそ談判を起こすのよ」 「…知らな、かった」 「…まあ、下町では有名だけど、武士だからこそ届かない情報だもん。…そうだ。れいむ、最近よく無駄遣い、買っている浮世絵あるじゃない?」 「はっ。まっこと庶民の心に触れているというか、独特のわびさびしさ、何よりも世界で一枚しか無いという一期一会の趣きがなんとも…。 …決して無駄遣いではありませぬ! 今ここで買わないとその作品に二度と会えぬが故仕方なく…!」 「あれ、印刷って技術で何枚でも複製出来るの。ありふれてるわ」 「…へっへっへ。…え?」 「どこの悪人よ、何も始まらないわ。いつしか、一気に10枚くらい買ってきた事があったよね。嬉々に私に告げるれいむに、言おうと思ったんだけど。…気の毒でね。 今は、持って来て無いんだろう? だからね」 「…いや、それはいただけません! 今時流行りのえいぷりるふーるという奴でしょう、騙されませんぞ! 撤回を要求します! 店主が、世界で一枚だけだと…!」 「じゃあ、店主に嘘を付かれたのでしょう。れいむの真っ直ぐな性格を見抜いてね」 「…知らな、かった」 「…」 さっぱり行動力だけのれいむと、世界情景に詳しい姫 姫がぐいぐい引っ張りゃあ悩みも無いってもんなんだが 生憎一枚目はれいむでねえ 大丈夫かねえ、不安だねぇ… 北へ北へと てくてく、てくてく れいむ侍とお姫様 疲れの色は見えて来たけれど 二人一緒なら苦では無い 十里の道もなんのその 諸行無常の旅は続く 「れいむ、もう足が棒でござる…」 「もうっ、れいむにそもそも足だなんて高尚なもの付いて無いじゃない! 峠まで登れば間食屋があるだろうし、そこまで歩く歩く! …ほら、見えた!」 『都、江戸よっ!』 …二人は都にまで辿り着いたみたいですぜ れいむ侍は今日も往く 名前 コメント
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注意 HENTAI注意! 独自設定あり ぺにまむ描写あり 普通のゆっくりは登場しません 金曜日の夜、俺はウキウキしながら帰路についていた。 カミさんと3歳のおちびはカミさんの実家に帰っている。 仲が良かった高校の同級生の結婚式があるからだ。おちびもそこで披露するらしい。 つまり、この週末はアパートに俺1人きりなのだ! 独身の時以来の久々の自由! これがウキウキせずにいつウキウキするんだ! よし! デリヘルを呼ぼう! …お金ないっす。バレたら死亡確定だし、 バレなくてもこの先1か月はおにぎりのみの生活になってしまう。 しゃーない。AVでも借りるか。 俺はレンタルビデオショップへと急いだ。 レンタルビデオショップで制服JKものを物色しているとき、 目の端にこの場にふさわしくないものが目に入った。 ゆっくりれいむ? 俺は左右を見渡した。れいむがAVコーナーに迷い込んだのか? 違った。 AVコーナーの一角。上部に「HENTAIコーナー」と書かれた場所にれいむはいた。 レンタルDVDのパッケージだった。 タイトル「23万円する最高級れいむとヤッてみた!」 …… まてまてまて! 23万? 俺の小遣い何か月分だよ? もう大卒の初任給じゃん! ヤルってヤルだよな? ゆっくりとヤッちゃうのかよっ! てか突っ込みどころが多すぎるよっ! パッケージを手に取る俺。 最高級れいむが籐の椅子の上でにこやかに笑っている。 胴つきとHENTAIするっていうのは聞いたことがあるが、 このれいむは胴なしれいむだ。 しかしこのゆっくり、他と違う感じが…。 なんていうか、気品があるというか、お嬢様っていうか、一言でいえば、 『ゆっくりしている』 いや、れいむは良く見るよ。 たまに道端で絡まれる野良や、友人の飼いゆっくりでれいむは見る。 そういう普通のれいむとは、まーったく違う。 まあ、23万円のインパクトもあるのかもしれないが。 裏面を見てみる。さっきのれいむが頬を赤く染めて上の方を見ている。 そしてそのそばには、成人男性のものと思われる裸足の脚部のひざから下が写っている。 れいむの視線は、男性の脚より上… うん。オープンって感じだな。 驚くべきことにこのDVDは同じのが他に、2の4の6の…9枚ある。 しかも、他の9枚ともレンタル中だ。人気なんだなぁ。 このHENTAIコーナー。他にもDVDがある。 「頂上対決! 阿藤貴VSでいぶ」「昏睡レイ○―野獣と化したありす」 色々あるもんだなあ。 …… 超高級れいむに興味があるだけなんだからねっ。 HENTAIなんかじゃないんだからねっ。 そこのところ勘違いしないでよねっ。 俺は、制服JKものの下にDVDを隠すと、レジに持っていくのだった。 途中で明日の朝食用のコッペパンを買うため、スーパーに寄る。 食べ物コーナーにて、食用れいむが特売されていた。 食用ゆっくり― 食べる用のゆっくりが、某ハンバーガーショップのナゲットのソースみたいな容器に入っている。 中では、ラムネガスによって眠らされたゆっくりがいる。 端っこをぺりっとめくると、ガスが抜け、ゆっくりが起きてくる。 大抵、そのまま料理に使われるが、もちろん普通にペットとしても扱える。 しかし、賞味期限=生きられる期間で、大抵1週間ぐらいである。 食事はせず、うんうんもしーしーもすっきりもしない。だから普通のゆっくりよりかは寿命が短い。 まあ、食材がうんこしてどうするんだっていう感じだからこれはこれでいいのだが。 餡子を食べたければ、普通の大福でも買えばいいわけで、 この食用ゆっくりの特長は、飼いやすさもあり、一人暮らしの人間に好評である。 金曜日の帰りに買い、週末を一緒に過ごし、日曜の夜か月曜の朝に食べる。 また、子供に食べることは命を貰って食べることを教えるための教材とする親子もいるらしい。 うちのおちびにはちょっと早いか。 ある考えを思いつき、2つばかり購入する。 コッペパンの他に、ビールを何本か買い自宅に戻る。 家には当然、誰もいなかった。 「ここを俺のゆっくりぷれいすにするよ!」とひとりごちる。 うーむ、今日はなんだかテンションが高めだ。きっと久々の自由のせいだね! カミさんが用意してくれていた夕食を食べ、お風呂に入る。 さっぱりして出たあとは、ビール片手にDVDタイムだ。 DVDデッキに迷わず超高級れいむのを入れる。 注意書きが表示されている間にふと思う。 そいや、今日スーパーで飼ったのも同じれいむ種だな。 あいつらにこれ見せてみようかな。 冷蔵庫を開けると入れたばかりの食用れいむを取り出し、 TVの前のテーブルの上にタオルを敷き、そこでまずは1匹目のパッケージを開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくり! もう1匹開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくりゆっくり! 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 最初のれいむも答える。 「ゆゆ? れいみゅはれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 「れいみゅもれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 TVがメニュー表示になっていたので、ALLPLAYで決定を押す。 すると画面は、ゆっくりショップであろう店内の様子を写しだしていた。 しばらく動いていたが、あるれいむのところでカメラの動きが止まる。 主役の超高級れいむだ。右下の値段が229800円になっている。 う~む、意外と家電量販店みたいだな。 「にんげんしゃんが、れいみゅたちをたべてくれるんでしゅか?」 おう、そうだ。 「れいみゅたちをよろしくにぇ!」 おう! ゆっくりしてってね! 「「ゆっくりしてってね!」」 食用ゆっくりは、初めから自分たちが食べられることを知っている。 さて、画面は籐椅子の上に置かれた超高級れいむを写していた。 インタビューワーがれいむにいろいろ質問している。 俺は目の前にいる2匹のれいむに話かける。 れいむたち、むこうをみてくれ。あのれいむをどう思う? 「「!!」」 TVの方を向いたれいむ達が固まる。 「しゅ、しゅぎょきゅゆっくりしちぇるよ!」 「れいみゅ、あのれいみゅみたくなりちゃいよ!」 やっぱり人間と同じ評価か。 まあ、寿命が短い君たちでは無理だろうが。 インタビューは続く。加工所出身でもう1人の親はありすらしい。 どことなく感じた気品は、そのせいだろうか。 しゃべり方も、野良やそこいらの飼いゆっくりとは違い、 普通に丁寧にしゃべる他、謙譲語なども巧みに使う。 俺なんかいまだに怪しいぞ、そのへん。 インタビューワーが「くだけた口調でいいよ。」というと、 「わかったよ!」と普通のゆっくりの言葉になる。 対応力も抜群だ。 野菜が人間が育てることを理解し、人間と共にゆっくりしたいと願っている。 インタビューワーのことを飼い主だと思っているのか、 ゆくゆくはおちびちゃんについて話し合いたいとも言っている。 超高級れいむからおちびちゃんについての説明があった。 このれいむ、すりすり型や交尾型すっきりでは妊娠はせず、 連絡すると加工所から貰えるタブレットを飲んだ場合のみ妊娠するらしい。 なるほど、野良とのすっきりを予防しているわけだ。 飼いゆっくりと飼い主とのトラブルNO1がおちびちゃん関連であるらしいから、 超高級れいむともなると当然といったところか。 後でネットで調べたのだが、 超高級れいむと子供について、まずはれいむと飼い主と話し合って子供の種類と数を決める。 その結果を加工所に伝えると、無料でタブレット、通称おちびちゃんの素がもらえる。 例えば、れいむ種が1匹、まりさ種が1匹だったら、 加工所から、れいむの素を1つ、まりさの素を1つを貰ってれいむに飲ませる。 すると動物型妊娠し、やがて指定された種類のゆっくりが生まれる。 このゆっくりは、れいむと同じく超高級なんだそうだ。 食用れいむ達はというと、 「れいみゅさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 「ゆっくり、ゆっくり!」 上機嫌である。 さて、そんなこんなしているうちに、男性が新たにフレームインしてきた。 インタビューワーは友人と紹介している。 その友人?はれいむをゆっくりした口調で 「君はとてもゆっくりしてるね」と褒めた。 超高級れいむはにっこりほほ笑むと「ありがとうございます。」と答えた。 ちなみに友人?の顔にはモザイクがかかっている。 それを見た食用れいむ達は 「ゆゆゆ? あのにんげんしゃんはおめめしゃんがないよ!」 「おくちしゃんもにゃいよ。きょわいよー」 と怖がっていた。 ちなみに食用ゆっくりは、移動力が普通のゆっくりの10分の1だ。 ほぼ、歩けない。まあ、食材が逃げても困るし、こんなもんだろう。 そこからその友人?の動きはすごかった。 いわゆるHENTAI行為に及ぶ過程がすごく自然だった。 もはや、友人?ではない。男優である。 ゆっくりとヤるくらいだから、強引にコトに及ぶのかなと思いきや、そんなことは全くない。 完全に超高級れいむは合意して、男優を受け入れている。 HENTAI行為は進んでいく。 俺はそれを見ても特に感じることはない。 値段が高くてしゃべるオナホを使ったオナニーを見ているぐらいの感覚だ。 それよりかは断然面白いのが、食用れいむ達の反応だ。 男優が超高級れいむをペタペタ触り始めたときは、 「きょんにゃにゆっきゅりしちゃれいむを きちゃにゃいてでしゃわるにゃ!」 「れいみゅ、ぷきゅーしゅりゅよ、ぷきゅー!」 と怒りをあらわにした。 さらに行為が進み、超高級れいむが受け入れた時は、 「やめちぇにぇ! れいみゅがわりゅいきょでちた。ごめんにゃしゃい! だきゃらゆるちてあげてにぇ。」 「………」 片方は何故か謝り、片方は何も言わなくなった。 さらに進むと、 「ゆんやー。ゆんやー。」 片方は顔を上に向け泣きじゃくっていた。 もう片方はというと、テーブルの上に置きっぱなしだった湯呑の陰に隠れている。 隠れているのだが、影からこっそりTVをみている。 俺は黙って湯呑を取り上げ、れいむをTVの方を向くように手で固定する。 最初は嫌がっていたのだが、そのうちTVに見入るようになった。 泣いているれいむの涙を指でふき取ってあげる。 そしてもう一方のれいむを見た時に、あることに気が付いた。 じっと見入るれいむの口から下、3ミリぐらいの場所だろうか、ちょこんと突起している。 これっていわゆるアレだよな? ためしに、指先でそっと触れてみる。れいむは目をつむって体をピクンとさせた。 俺はビールの酔いも手伝って悪乗りをする。 指につばをつけ、突起物をやさしくなでる。 えーかー えーかー えーのんかー はい。セクハラモード入りました。 れいむは目をつむり顔を上気させ、ピクンピクンとさせる。 ここで俺はふと正気に戻った。 やべーやべー。 HENTAIの門を叩いちまった。 うん、酔いのせいだな。 やめるとれいむは残念そうにしていた。 カミさんのいない間にゆっくりと浮気とか、離婚確実だな! そうこうするうちにDVDは終わる。 泣いていたれいむは泣きつかれたのかすーやすや眠っていて、 もう片方は、なんだかぽーっとしている。 俺は2匹をタッパーにつめると冷蔵庫にしまう。 食用ゆっくりは気温が一定以下になると自動的に睡眠をするシステムになっている。 俺は自分の部屋に入るとベッドに横たわった。 ビールのせいもあり、すぐに寝ることができた。 土曜日―― 二度寝から覚めると8時半だった。 二度寝なんて久しぶりである。 休日でも大抵、朝食が片付かないという理由で7時半にはカミさんに起こされる。 結婚した当初は優しかったんだけどなぁ。 朝食の準備をする。前日買っていたカレーパンと、れいむ入りコッペパンを食べる。 冷蔵庫からタッパーを取り出す。二匹入れようかと思ったが、 昨日のリアクションが面白かったので、昨日泣いていたれいむのみ取り出す。 「ゆっくりしてってね。」 おう、ゆっくり! 「おしょりゃを…」 そのまま、コッペパンの中に挟む。 そして、俺はれいむに話しかける。 今からお前を食べる。おいしく食べてやるからな。 「わきゃっちゃよ。しゃあ、おたべなさい!」 れいむは2つに割れると絶命した。 食用ゆっくりはこのように、人間に食べられるときは、自らお食べなさいをして命を絶つようにできている。 俺はれいむを薄く延ばし、端から端まで行きとどくようにし、コッペパンを食べる。 うん、んまい。全体に餡子なんだが、ときどき来る歯ごたえがまたよい。 おそらく歯だった部分だろうか。 リボンも外して食べることもできる。だが、俺はリボンごと食べる派である。 ごちそうさま。 朝食を終えると、インターネットで色々調べる。 まずは超高級れいむのこと。 加工所にて餡操作をし、人間に合ったゆっくりだそうだ。 人間が不快に思うことはいっさいやらないらしい。 他のゆっくりにとっても「すごくゆっくりしているゆっくり」だそうで、 野良からいじめられることもないらしい。 流石は23万。 ただ、ゆっくり愛好家の中では、 「もはや、こいつはゆっくりではない」という否定派も少なからずおり、 好みは分かれるらしい。 俺はあることを決意すると、昼時にレンタルビデオ屋に昨日のDVDを返しにいった。 まずは、借りていた2枚のDVDを返す。 (結局、制服JKは見ずに返した) そして、新たなに様々なDVDを借りる。 また、スーパーで色々買って、自宅に戻る。 買ってきたのはまずは、食用ゆっくりバラエティパック。 れいむ、まりさ、ちぇん、ありす、ぱちゅりーの5種類が入っている。 それを買ってきた透明なケースにすべて開ける。 例の決まり文句とともに、5匹ともパッケージから出てくる。 俺はこの5匹を、明日の夜まで飼うつもりである。 まあ、カミさん達が帰ってくるまでに全部食べる予定だが。 俺はこの週末をゆっくりと過ごす週末とする。 まずは、スーパーで買ってきた弁当を食べながら、DVDをゆっくり達とみる。 まず最初にプレイヤーに入れたのは「必殺!仕事ゆん」である。 ストーリーは平和に暮らしていた、 ちぇんとらんの一家が、ゲスたちに虐殺されてしまう。 偶然生き残った1匹のちぇんが、噂で聞いた、仕事ゆんたちに復讐を依頼し、 仕事ゆんたちが色々な手を使って、ちぇんの家族の仇を取っていくというものだ。 一家が虐殺されてしまうシーンでは、 ゆっくりたちは、ゆんやーゆんやーと泣いたり、えれえれと吐いてしまったり。 また、仕事ゆんであるみょんが、 ゲスのリーダーである、ゲスまりさの中枢餡をはくろーけんで一刺しにするシーンでは、 ゆっくりたちは、すごく喜んだり、うれし泣きしたり。 ここでは、ちぇんがとてもいいリアクションをしてくれた。 同じ種族のちぇんが依頼ゆんであったのもあるだろう。 「にゃんで、みんなえいえんにゆっきゅりしゃしちゃうんだよー、わきゃらにゃいよー!」 「きょんにゃげしゅは、ゆっきゅりしちぇにゃいにぇ…」 「あ、ちぇんが1ゆんだけ、いきのこっちぇるね! よきゃったよー」 「しぎょちょゆんは、とちぇもゆっきゅりしちぇるにぇ。わきゃりゅよー!」 時には泣いたり、ぴょんぴょん跳ねたり。面白いもんだ。 次は、「社会で働く様々なゆっくり」 現代社会で働く、ゆっくり達を集めたDVDである。 これに関しては、ゆっくりにとって面白くないのか、寝ているゆっくりがほとんどだったが、 ただ、ぱちゅりーだけは、興味津々で見入っていた。 「むきゅ。ゆうかはおはなさんをしょだてるのが、とくいなのにぇ。」 「にとりはおこめさんをそだてるのに、やくにたっちぇるのにぇ。」 「しんきは、おちびちゃんをそだてるしごとをしちぇるのにぇ。」 そうこうしているうちに3時になった。 俺はホットケーキを作り、それに使うためにちぇんとぱちゅりーを手に取る。 待てよ。ホットケーキに餡子と生クリームって合うんじゃないか? そう思うと、ちぇんを戻し、代わりにれいむを手に取る。 ホットケーキの上に、2匹を乗せる。 今からお前たちをホットケーキとして食べる。おいしく食べるぞ。 「ゆっくりりきゃいしちゃよ。おたべなさい!」 「むきゅ、ゆっくりたべっちぇっちぇね。おたべなさい!」 2匹は、餡子と生クリームになった。 それをホットケーキの上で広げ、もう1枚のホットケーキで挟む。 よし、餡子と生クリーム入りホットケーキだ。 味もなかなかイケる。どら焼きっぽい。 ごちそうさま。 しかし、甘いものばかり食べているなぁ。お腹周りが心配だ。 残るは、まりさとありす、ちぇんだけになった。 この時間は、俺が前から見たかった映画を見る。 香港のカンフー映画だ。 これも活動的なまりさとちぇんが興奮しながら見ていた。 「おししょうしゃんを えいえんにゆっくりさせた このにんげんさんはげすなんだね わきゃるよー。」 「このにんげんさん しゅごいたかいところからおちちゃったよ いたいいたいだよ。」 「にんげんさんの たたかいが はやしゅぎちぇ よくわからないよー。」 「げしゅをやっちゅけたよ! このにんげんさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 もちろん、俺も楽しんだ。この人スタント使わないからすごいよなぁ。 それにしても、さっきからありすは、あまりリアクションを取ってくれないなあ。 でも寝ているわけじゃない。TVは見ているのだが、特に目立つリアクションをしてくれないのだ。 こういうの好きじゃないのかな? 夕食を食べ、食後のゆっくりタイムの後は、大人の時間だ。 取り出したDVDは、 「21万円する最高級まりさとヤッてみた!」 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 昨日見た超高級ゆっくりとHENTAI!はシリーズ化されており、 それの第2弾、第3弾だ。 まずはまりさ。れいむより安いのは、性格が「やんちゃ」と固定されているかららしい。 まあそれでも、値段的にはとても手に届かないのだが。 「まりさはまりさだぜ! よろしく、にんげんさん!」 「まりさが、おにいさんをゆっくりさせるのぜ!」 「おにいさん! あそぼうぜ!」 いわゆるだぜまりさである。まりさを飼う人はやはりやんちゃっぽいのを求めているから これはこれでいいのだろう。 勿論、うちのゆっくり達の評価も「しゅぎょくゆっくりとしたまりさ」であり、 今まで普通の言葉で話していたまりさも 「まりさは ゆっくりしちぇるのじぇ!」 「まりしゃも あそびたいのじぇ!」 と、のじぇ言葉を使い始めた。 さてそんな男の子っぽい超高級まりさも、男優(前回と同じ人と思われる)の前では、 女の子っぽくなってしまう。 うちのゆっくりといえば、 ちぇんはアクション映画ではしゃいでいたせいなのか、寝ていた。 思い出してみると、インタビューから寝ていた気がする。 まりさは、 「さっきのまりさは どきょにいったのじぇ?」 「でもこのまりさも おきゃあさんみたくて ゆっくりできるのじぇ」 「こ、これがしゅっきりなのじぇ!?」 超高級まりさの変貌に、別のまりさと入れ替わったと思ったようだ。 そしてありすの様子をうかがおうと、ありすを見てみると… ありすの口の下、突起ができている。しかもそれは昨日見たれいむのより、 二回りほどデカイ。 おおう、ご立派なモン持ちやがって… 生唾をごくりと飲んで見ていると、 「なにか?」 ありすが聞いてきた。 ス、スイマセンデシタ。 気を取り直して3枚目。 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 値段がぐんと落ち、「超」の文字がなくなっている。 理由は、超高級と比べると、すっきりをしてしまうとにんしんっしてしまうからだ。 冒頭のインタビューシーンで、飼い主?さんがありすにある注意を聞かせるシーンがある。 「人間さんとすっきりしちゃダメだよ。人間さんとの子供をにんしんっしてしまうからね。」 「う、うん。ゆっくりりかいしたわ。」 そのあとの展開は今までと同じである。 ただ、飼い主(?)がいなくなるのと、 男優が多少強引にコトをすすめるのが違っている。 そして行為が終わると、ありすのお腹がぽっこり膨れる。 「に、にんげさんとのこどもをにんしんっしちゃったわ。」 ゆっくりの思い込みの強さにより、通常ありえないことも現実に起きてしまう。 さすがは不思議饅頭である。 俺がこのDVDを借りようと思ったのはこの理由だ。 DVDのパッケージに 「人間とすっきりをしてしまうと教えられたありす。だが人間とすっきりしてしまう。 そして、にんしんっしてしまうありす。果たしてその子供は!?」 と書いてあった。 これが興味を引かれずに何に引かれるというのだ! 俺は人間とゆっくりの合いの子を想像する。 胴つきのありすが生まれるのか? むしろ、リアル人間の生首? そりゃこわいなぁ。 いやいや、人間の赤ん坊と赤ゆが生まれるんじゃないの? 興味は尽きない。 ゆっくり達は、ちぇんは寝たまま、まりさは同じような内容に飽きたのか寝始めた。 ありすは相変わらず興味あるのかないのかよくわからないが、 何のリアクションも見せずにTVを見ている。 DVDを見続けると、最後にありすのしゅっさんっの様子が収録されていた。 「ぎぎぎ……おちびちゃん、うまれるわ……」 カメラのあるこちら側にはタオルが置かれている。 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」」 うーん。全ゆんありすかぁ。まーそりゃそーだよなー。 赤ゆありす4匹がお互い挨拶をしているところでDVDは終わっている。 果たしてこのありすが、普通のゆっくりと違っていたりするかどうかはわからない。 「にんげんさんも なかなかおもしろいことを かんがえるのにぇ。」 ありすだ。変なゆっくりだなぁ。 DVDを全部見たところで、今日はここまで。 ゆっくり達を冷蔵庫にしまって、お風呂に入ってビール飲んでおやすみなさーい。 日曜日―― 今日はパンに食用ありすを挟んで食べることにする。 おい、ありす、出番だぞ。 「うん? もしかしてありす、たべられるのかしりゃ?」 うん、パンに挟んで食べるぞ。 「そう。なかなかときゃいはな ゆんせいだったわ。さあ、おたべなさい」 ムシャムシャ。美味なり。 ごちそうさま。 DVDを返しつつ、まずはゆっくりショップへ。 超高級れいむを見るためだ。 だが、あるのは50000円前後の高級クラスが最高値で、20万超えはなかった。 店員に聞くと、超高級クラスは都内にいかないとないらしい。 そこまで行くのはめんどくさいので諦めた。 あとはホームセンターや、家電量販店などを冷かして一日を過ごす。 夕方に家に帰り、食用まりさを冷蔵庫から取り出す。 こいつはそのまま食べることにした。 残ったちぇんは、うちのおちびがチョコが好きなのでカミさんに料理してもらえばいいだろう。 おい、まりさ。起きろ! 「あ、にんげんさん。ゆっくりおはようだじぇ!」 もう夕方だけどな。ゆっくりしてってね。 「ゆっくりしてってね!」 単純に食べる宣言をするのも飽きたのでいたずら心を出す。 まずは、帽子を取り上げる。 「ああ、まりしゃのしゅてきなおぼうししゃん。さきにたべるのじぇ?」 おう! 「うう、まりしゃもゆっくりしにゃいで たべてほしのじぇ!」 帽子をちびりちびり食べる。餃子の皮を食べている感じで単独ではそんなにおいしいものではない。 まりさを見てみると、帽子を先に食べられて落ち着かないようだ。 「おぼうししゃんをたべたら、まりしゃもたべてくれるのじぇ?」 どうしよっかなぁ? あとにしようかなぁ? 「えぐ、いじわるしにゃいで、しゅぎゅにたべるのじぇ…」 目から涙がぽろぽろ落ち始める。食用でもおかざりがないと落ち着かないようだ。 時間をかけてたっぷり帽子を食べる。 「きょんどきょそ まりしゃをたべてくりぇるのじぇ?」 あー、お腹いっぱいになっちゃった。お前また後でな。 「しょ、しょんにゃ…えぐっ、えぐっ」 まりさを手に持ちタッパに入れる、と見せかけて口の中にポイ。 口を閉じるが、まだ食べない。 まりさは状況が理解できていないのか、大人しい。 口の中に入れたままでしばらくおいておく。やがて、 「きょきょはどきょなのじぇ?」 舌が甘みを感じた。涙の砂糖水だろうか。 「ゆゆゆ? くらいのじぇ。きょわいのじぇ。」 口を開けてみる。 「あさになったのじぇ! ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 口を閉じる。 「ゆんやー。きくいのは、ゆっきゅりできないのじぇ。」 あまり食べ物で遊ぶのもアレなんで、まりさを頬に寄せ、歯を当てる。 歯にまりさの髪の毛が当たる。 「ゆゆゆ? にゃんだきゃ、いちゃいのじぇ。」 だんだんと歯に力を込める。 「いちゃいいちゃい。にゃにぃこりぇ?」 やがて歯は髪の毛、皮を貫通し、餡子に辿りつく。 「ゆんやー!!! もういやなのじぇ。さあ、おたべなさい。」 普通の餡子になってしまった。一気に食べる。 夜8時。カミさんとおちびが戻ってきた。 おちびは帰ってきたときからウトウトしていたから、 お風呂に入れて、速攻寝かせる。 今はカミさんとお茶と、お土産を食べながら結婚式の話を聞いたところだ。 そういえば、冷蔵庫にチョコがあるから、おちびにでも食べさせてくれ。 「チョコ? 珍しいわね。」 カミさんは冷蔵庫を開けタッパを取り出す。 そのタッパはたしか… 「あれ? れいむじゃない。」 そうだ。おとといの夜買ったれいむだ。すっかり忘れていたなあ。 それも食べていいよ。 「ありがとう。おーい、れいむちゃん。」 カミさんがれいむをタッパから取り出して皿の上に置き呼びかける。 れいむは目を覚まし、キョロキョロと何かを探す。 やがて、俺の姿を見つけると頬を赤らめてこう言う。 「おにいしゃん、また、れいみゅのぺにぺにしゃん、なーでなでしてえ」 そして口の下のちょこんとした突起を俺に見せる。 ファッ!? ビキビキッ。そんな音が聞こえてきた気がした。 「れいむちゃん、どういうことかお姉さんに聞かせてくれるかなぁ?」 掘り下げないでくれっ! 「あのにぇ、きのうのよる、おにいしゃんがれーみゅのぺにぺにしゃんを…」 昨日じゃない、おとといだ。 ってそんなことどうでもいいよっ。説明するなっ。 違う違うんだ。 HENTAIの門を叩いたことは認めよう。 でもそこで引き返してきたんだ。 結果的にピンポンダッシュ的な形になったことは謝る。 謝るから、 野良ゆっくりを見るような目で俺をみないでくれーーーーーーーーーー 実家にUターンや、小遣い減額などの実刑は避けられた。 避けられたのだが、1週間カミさんとおちびから無視しつづけられたことが辛かった。 みんな、食用ゆっくりはちゃんと残さず食べようね。 お兄さんと皆との約束だよ。 選択肢 投票 しあわせー! (1037) それなりー (115) つぎにきたいするよ! (178) このSSに感想を付ける
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注意 HENTAI注意! 独自設定あり ぺにまむ描写あり 普通のゆっくりは登場しません 金曜日の夜、俺はウキウキしながら帰路についていた。 カミさんと3歳のおちびはカミさんの実家に帰っている。 仲が良かった高校の同級生の結婚式があるからだ。おちびもそこで披露するらしい。 つまり、この週末はアパートに俺1人きりなのだ! 独身の時以来の久々の自由! これがウキウキせずにいつウキウキするんだ! よし! デリヘルを呼ぼう! …お金ないっす。バレたら死亡確定だし、 バレなくてもこの先1か月はおにぎりのみの生活になってしまう。 しゃーない。AVでも借りるか。 俺はレンタルビデオショップへと急いだ。 レンタルビデオショップで制服JKものを物色しているとき、 目の端にこの場にふさわしくないものが目に入った。 ゆっくりれいむ? 俺は左右を見渡した。れいむがAVコーナーに迷い込んだのか? 違った。 AVコーナーの一角。上部に「HENTAIコーナー」と書かれた場所にれいむはいた。 レンタルDVDのパッケージだった。 タイトル「23万円する最高級れいむとヤッてみた!」 …… まてまてまて! 23万? 俺の小遣い何か月分だよ? もう大卒の初任給じゃん! ヤルってヤルだよな? ゆっくりとヤッちゃうのかよっ! てか突っ込みどころが多すぎるよっ! パッケージを手に取る俺。 最高級れいむが籐の椅子の上でにこやかに笑っている。 胴つきとHENTAIするっていうのは聞いたことがあるが、 このれいむは胴なしれいむだ。 しかしこのゆっくり、他と違う感じが…。 なんていうか、気品があるというか、お嬢様っていうか、一言でいえば、 『ゆっくりしている』 いや、れいむは良く見るよ。 たまに道端で絡まれる野良や、友人の飼いゆっくりでれいむは見る。 そういう普通のれいむとは、まーったく違う。 まあ、23万円のインパクトもあるのかもしれないが。 裏面を見てみる。さっきのれいむが頬を赤く染めて上の方を見ている。 そしてそのそばには、成人男性のものと思われる裸足の脚部のひざから下が写っている。 れいむの視線は、男性の脚より上… うん。オープンって感じだな。 驚くべきことにこのDVDは同じのが他に、2の4の6の…9枚ある。 しかも、他の9枚ともレンタル中だ。人気なんだなぁ。 このHENTAIコーナー。他にもDVDがある。 「頂上対決! 阿藤貴VSでいぶ」「昏睡レイ○―野獣と化したありす」 色々あるもんだなあ。 …… 超高級れいむに興味があるだけなんだからねっ。 HENTAIなんかじゃないんだからねっ。 そこのところ勘違いしないでよねっ。 俺は、制服JKものの下にDVDを隠すと、レジに持っていくのだった。 途中で明日の朝食用のコッペパンを買うため、スーパーに寄る。 食べ物コーナーにて、食用れいむが特売されていた。 食用ゆっくり― 食べる用のゆっくりが、某ハンバーガーショップのナゲットのソースみたいな容器に入っている。 中では、ラムネガスによって眠らされたゆっくりがいる。 端っこをぺりっとめくると、ガスが抜け、ゆっくりが起きてくる。 大抵、そのまま料理に使われるが、もちろん普通にペットとしても扱える。 しかし、賞味期限=生きられる期間で、大抵1週間ぐらいである。 食事はせず、うんうんもしーしーもすっきりもしない。だから普通のゆっくりよりかは寿命が短い。 まあ、食材がうんこしてどうするんだっていう感じだからこれはこれでいいのだが。 餡子を食べたければ、普通の大福でも買えばいいわけで、 この食用ゆっくりの特長は、飼いやすさもあり、一人暮らしの人間に好評である。 金曜日の帰りに買い、週末を一緒に過ごし、日曜の夜か月曜の朝に食べる。 また、子供に食べることは命を貰って食べることを教えるための教材とする親子もいるらしい。 うちのおちびにはちょっと早いか。 ある考えを思いつき、2つばかり購入する。 コッペパンの他に、ビールを何本か買い自宅に戻る。 家には当然、誰もいなかった。 「ここを俺のゆっくりぷれいすにするよ!」とひとりごちる。 うーむ、今日はなんだかテンションが高めだ。きっと久々の自由のせいだね! カミさんが用意してくれていた夕食を食べ、お風呂に入る。 さっぱりして出たあとは、ビール片手にDVDタイムだ。 DVDデッキに迷わず超高級れいむのを入れる。 注意書きが表示されている間にふと思う。 そいや、今日スーパーで飼ったのも同じれいむ種だな。 あいつらにこれ見せてみようかな。 冷蔵庫を開けると入れたばかりの食用れいむを取り出し、 TVの前のテーブルの上にタオルを敷き、そこでまずは1匹目のパッケージを開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくり! もう1匹開ける。 ペリッ 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 おう、ゆっくりゆっくり! 「ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 最初のれいむも答える。 「ゆゆ? れいみゅはれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 「れいみゅもれいみゅだよ。ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 TVがメニュー表示になっていたので、ALLPLAYで決定を押す。 すると画面は、ゆっくりショップであろう店内の様子を写しだしていた。 しばらく動いていたが、あるれいむのところでカメラの動きが止まる。 主役の超高級れいむだ。右下の値段が229800円になっている。 う~む、意外と家電量販店みたいだな。 「にんげんしゃんが、れいみゅたちをたべてくれるんでしゅか?」 おう、そうだ。 「れいみゅたちをよろしくにぇ!」 おう! ゆっくりしてってね! 「「ゆっくりしてってね!」」 食用ゆっくりは、初めから自分たちが食べられることを知っている。 さて、画面は籐椅子の上に置かれた超高級れいむを写していた。 インタビューワーがれいむにいろいろ質問している。 俺は目の前にいる2匹のれいむに話かける。 れいむたち、むこうをみてくれ。あのれいむをどう思う? 「「!!」」 TVの方を向いたれいむ達が固まる。 「しゅ、しゅぎょきゅゆっくりしちぇるよ!」 「れいみゅ、あのれいみゅみたくなりちゃいよ!」 やっぱり人間と同じ評価か。 まあ、寿命が短い君たちでは無理だろうが。 インタビューは続く。加工所出身でもう1人の親はありすらしい。 どことなく感じた気品は、そのせいだろうか。 しゃべり方も、野良やそこいらの飼いゆっくりとは違い、 普通に丁寧にしゃべる他、謙譲語なども巧みに使う。 俺なんかいまだに怪しいぞ、そのへん。 インタビューワーが「くだけた口調でいいよ。」というと、 「わかったよ!」と普通のゆっくりの言葉になる。 対応力も抜群だ。 野菜が人間が育てることを理解し、人間と共にゆっくりしたいと願っている。 インタビューワーのことを飼い主だと思っているのか、 ゆくゆくはおちびちゃんについて話し合いたいとも言っている。 超高級れいむからおちびちゃんについての説明があった。 このれいむ、すりすり型や交尾型すっきりでは妊娠はせず、 連絡すると加工所から貰えるタブレットを飲んだ場合のみ妊娠するらしい。 なるほど、野良とのすっきりを予防しているわけだ。 飼いゆっくりと飼い主とのトラブルNO1がおちびちゃん関連であるらしいから、 超高級れいむともなると当然といったところか。 後でネットで調べたのだが、 超高級れいむと子供について、まずはれいむと飼い主と話し合って子供の種類と数を決める。 その結果を加工所に伝えると、無料でタブレット、通称おちびちゃんの素がもらえる。 例えば、れいむ種が1匹、まりさ種が1匹だったら、 加工所から、れいむの素を1つ、まりさの素を1つを貰ってれいむに飲ませる。 すると動物型妊娠し、やがて指定された種類のゆっくりが生まれる。 このゆっくりは、れいむと同じく超高級なんだそうだ。 食用れいむ達はというと、 「れいみゅさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 「ゆっくり、ゆっくり!」 上機嫌である。 さて、そんなこんなしているうちに、男性が新たにフレームインしてきた。 インタビューワーは友人と紹介している。 その友人?はれいむをゆっくりした口調で 「君はとてもゆっくりしてるね」と褒めた。 超高級れいむはにっこりほほ笑むと「ありがとうございます。」と答えた。 ちなみに友人?の顔にはモザイクがかかっている。 それを見た食用れいむ達は 「ゆゆゆ? あのにんげんしゃんはおめめしゃんがないよ!」 「おくちしゃんもにゃいよ。きょわいよー」 と怖がっていた。 ちなみに食用ゆっくりは、移動力が普通のゆっくりの10分の1だ。 ほぼ、歩けない。まあ、食材が逃げても困るし、こんなもんだろう。 そこからその友人?の動きはすごかった。 いわゆるHENTAI行為に及ぶ過程がすごく自然だった。 もはや、友人?ではない。男優である。 ゆっくりとヤるくらいだから、強引にコトに及ぶのかなと思いきや、そんなことは全くない。 完全に超高級れいむは合意して、男優を受け入れている。 HENTAI行為は進んでいく。 俺はそれを見ても特に感じることはない。 値段が高くてしゃべるオナホを使ったオナニーを見ているぐらいの感覚だ。 それよりかは断然面白いのが、食用れいむ達の反応だ。 男優が超高級れいむをペタペタ触り始めたときは、 「きょんにゃにゆっきゅりしちゃれいむを きちゃにゃいてでしゃわるにゃ!」 「れいみゅ、ぷきゅーしゅりゅよ、ぷきゅー!」 と怒りをあらわにした。 さらに行為が進み、超高級れいむが受け入れた時は、 「やめちぇにぇ! れいみゅがわりゅいきょでちた。ごめんにゃしゃい! だきゃらゆるちてあげてにぇ。」 「………」 片方は何故か謝り、片方は何も言わなくなった。 さらに進むと、 「ゆんやー。ゆんやー。」 片方は顔を上に向け泣きじゃくっていた。 もう片方はというと、テーブルの上に置きっぱなしだった湯呑の陰に隠れている。 隠れているのだが、影からこっそりTVをみている。 俺は黙って湯呑を取り上げ、れいむをTVの方を向くように手で固定する。 最初は嫌がっていたのだが、そのうちTVに見入るようになった。 泣いているれいむの涙を指でふき取ってあげる。 そしてもう一方のれいむを見た時に、あることに気が付いた。 じっと見入るれいむの口から下、3ミリぐらいの場所だろうか、ちょこんと突起している。 これっていわゆるアレだよな? ためしに、指先でそっと触れてみる。れいむは目をつむって体をピクンとさせた。 俺はビールの酔いも手伝って悪乗りをする。 指につばをつけ、突起物をやさしくなでる。 えーかー えーかー えーのんかー はい。セクハラモード入りました。 れいむは目をつむり顔を上気させ、ピクンピクンとさせる。 ここで俺はふと正気に戻った。 やべーやべー。 HENTAIの門を叩いちまった。 うん、酔いのせいだな。 やめるとれいむは残念そうにしていた。 カミさんのいない間にゆっくりと浮気とか、離婚確実だな! そうこうするうちにDVDは終わる。 泣いていたれいむは泣きつかれたのかすーやすや眠っていて、 もう片方は、なんだかぽーっとしている。 俺は2匹をタッパーにつめると冷蔵庫にしまう。 食用ゆっくりは気温が一定以下になると自動的に睡眠をするシステムになっている。 俺は自分の部屋に入るとベッドに横たわった。 ビールのせいもあり、すぐに寝ることができた。 土曜日―― 二度寝から覚めると8時半だった。 二度寝なんて久しぶりである。 休日でも大抵、朝食が片付かないという理由で7時半にはカミさんに起こされる。 結婚した当初は優しかったんだけどなぁ。 朝食の準備をする。前日買っていたカレーパンと、れいむ入りコッペパンを食べる。 冷蔵庫からタッパーを取り出す。二匹入れようかと思ったが、 昨日のリアクションが面白かったので、昨日泣いていたれいむのみ取り出す。 「ゆっくりしてってね。」 おう、ゆっくり! 「おしょりゃを…」 そのまま、コッペパンの中に挟む。 そして、俺はれいむに話しかける。 今からお前を食べる。おいしく食べてやるからな。 「わきゃっちゃよ。しゃあ、おたべなさい!」 れいむは2つに割れると絶命した。 食用ゆっくりはこのように、人間に食べられるときは、自らお食べなさいをして命を絶つようにできている。 俺はれいむを薄く延ばし、端から端まで行きとどくようにし、コッペパンを食べる。 うん、んまい。全体に餡子なんだが、ときどき来る歯ごたえがまたよい。 おそらく歯だった部分だろうか。 リボンも外して食べることもできる。だが、俺はリボンごと食べる派である。 ごちそうさま。 朝食を終えると、インターネットで色々調べる。 まずは超高級れいむのこと。 加工所にて餡操作をし、人間に合ったゆっくりだそうだ。 人間が不快に思うことはいっさいやらないらしい。 他のゆっくりにとっても「すごくゆっくりしているゆっくり」だそうで、 野良からいじめられることもないらしい。 流石は23万。 ただ、ゆっくり愛好家の中では、 「もはや、こいつはゆっくりではない」という否定派も少なからずおり、 好みは分かれるらしい。 俺はあることを決意すると、昼時にレンタルビデオ屋に昨日のDVDを返しにいった。 まずは、借りていた2枚のDVDを返す。 (結局、制服JKは見ずに返した) そして、新たなに様々なDVDを借りる。 また、スーパーで色々買って、自宅に戻る。 買ってきたのはまずは、食用ゆっくりバラエティパック。 れいむ、まりさ、ちぇん、ありす、ぱちゅりーの5種類が入っている。 それを買ってきた透明なケースにすべて開ける。 例の決まり文句とともに、5匹ともパッケージから出てくる。 俺はこの5匹を、明日の夜まで飼うつもりである。 まあ、カミさん達が帰ってくるまでに全部食べる予定だが。 俺はこの週末をゆっくりと過ごす週末とする。 まずは、スーパーで買ってきた弁当を食べながら、DVDをゆっくり達とみる。 まず最初にプレイヤーに入れたのは「必殺!仕事ゆん」である。 ストーリーは平和に暮らしていた、 ちぇんとらんの一家が、ゲスたちに虐殺されてしまう。 偶然生き残った1匹のちぇんが、噂で聞いた、仕事ゆんたちに復讐を依頼し、 仕事ゆんたちが色々な手を使って、ちぇんの家族の仇を取っていくというものだ。 一家が虐殺されてしまうシーンでは、 ゆっくりたちは、ゆんやーゆんやーと泣いたり、えれえれと吐いてしまったり。 また、仕事ゆんであるみょんが、 ゲスのリーダーである、ゲスまりさの中枢餡をはくろーけんで一刺しにするシーンでは、 ゆっくりたちは、すごく喜んだり、うれし泣きしたり。 ここでは、ちぇんがとてもいいリアクションをしてくれた。 同じ種族のちぇんが依頼ゆんであったのもあるだろう。 「にゃんで、みんなえいえんにゆっきゅりしゃしちゃうんだよー、わきゃらにゃいよー!」 「きょんにゃげしゅは、ゆっきゅりしちぇにゃいにぇ…」 「あ、ちぇんが1ゆんだけ、いきのこっちぇるね! よきゃったよー」 「しぎょちょゆんは、とちぇもゆっきゅりしちぇるにぇ。わきゃりゅよー!」 時には泣いたり、ぴょんぴょん跳ねたり。面白いもんだ。 次は、「社会で働く様々なゆっくり」 現代社会で働く、ゆっくり達を集めたDVDである。 これに関しては、ゆっくりにとって面白くないのか、寝ているゆっくりがほとんどだったが、 ただ、ぱちゅりーだけは、興味津々で見入っていた。 「むきゅ。ゆうかはおはなさんをしょだてるのが、とくいなのにぇ。」 「にとりはおこめさんをそだてるのに、やくにたっちぇるのにぇ。」 「しんきは、おちびちゃんをそだてるしごとをしちぇるのにぇ。」 そうこうしているうちに3時になった。 俺はホットケーキを作り、それに使うためにちぇんとぱちゅりーを手に取る。 待てよ。ホットケーキに餡子と生クリームって合うんじゃないか? そう思うと、ちぇんを戻し、代わりにれいむを手に取る。 ホットケーキの上に、2匹を乗せる。 今からお前たちをホットケーキとして食べる。おいしく食べるぞ。 「ゆっくりりきゃいしちゃよ。おたべなさい!」 「むきゅ、ゆっくりたべっちぇっちぇね。おたべなさい!」 2匹は、餡子と生クリームになった。 それをホットケーキの上で広げ、もう1枚のホットケーキで挟む。 よし、餡子と生クリーム入りホットケーキだ。 味もなかなかイケる。どら焼きっぽい。 ごちそうさま。 しかし、甘いものばかり食べているなぁ。お腹周りが心配だ。 残るは、まりさとありす、ちぇんだけになった。 この時間は、俺が前から見たかった映画を見る。 香港のカンフー映画だ。 これも活動的なまりさとちぇんが興奮しながら見ていた。 「おししょうしゃんを えいえんにゆっくりさせた このにんげんさんはげすなんだね わきゃるよー。」 「このにんげんさん しゅごいたかいところからおちちゃったよ いたいいたいだよ。」 「にんげんさんの たたかいが はやしゅぎちぇ よくわからないよー。」 「げしゅをやっちゅけたよ! このにんげんさんはゆっくりしちぇるにぇ。」 もちろん、俺も楽しんだ。この人スタント使わないからすごいよなぁ。 それにしても、さっきからありすは、あまりリアクションを取ってくれないなあ。 でも寝ているわけじゃない。TVは見ているのだが、特に目立つリアクションをしてくれないのだ。 こういうの好きじゃないのかな? 夕食を食べ、食後のゆっくりタイムの後は、大人の時間だ。 取り出したDVDは、 「21万円する最高級まりさとヤッてみた!」 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 昨日見た超高級ゆっくりとHENTAI!はシリーズ化されており、 それの第2弾、第3弾だ。 まずはまりさ。れいむより安いのは、性格が「やんちゃ」と固定されているかららしい。 まあそれでも、値段的にはとても手に届かないのだが。 「まりさはまりさだぜ! よろしく、にんげんさん!」 「まりさが、おにいさんをゆっくりさせるのぜ!」 「おにいさん! あそぼうぜ!」 いわゆるだぜまりさである。まりさを飼う人はやはりやんちゃっぽいのを求めているから これはこれでいいのだろう。 勿論、うちのゆっくり達の評価も「しゅぎょくゆっくりとしたまりさ」であり、 今まで普通の言葉で話していたまりさも 「まりさは ゆっくりしちぇるのじぇ!」 「まりしゃも あそびたいのじぇ!」 と、のじぇ言葉を使い始めた。 さてそんな男の子っぽい超高級まりさも、男優(前回と同じ人と思われる)の前では、 女の子っぽくなってしまう。 うちのゆっくりといえば、 ちぇんはアクション映画ではしゃいでいたせいなのか、寝ていた。 思い出してみると、インタビューから寝ていた気がする。 まりさは、 「さっきのまりさは どきょにいったのじぇ?」 「でもこのまりさも おきゃあさんみたくて ゆっくりできるのじぇ」 「こ、これがしゅっきりなのじぇ!?」 超高級まりさの変貌に、別のまりさと入れ替わったと思ったようだ。 そしてありすの様子をうかがおうと、ありすを見てみると… ありすの口の下、突起ができている。しかもそれは昨日見たれいむのより、 二回りほどデカイ。 おおう、ご立派なモン持ちやがって… 生唾をごくりと飲んで見ていると、 「なにか?」 ありすが聞いてきた。 ス、スイマセンデシタ。 気を取り直して3枚目。 「5万円する高級ありすとヤッてみた!」 値段がぐんと落ち、「超」の文字がなくなっている。 理由は、超高級と比べると、すっきりをしてしまうとにんしんっしてしまうからだ。 冒頭のインタビューシーンで、飼い主?さんがありすにある注意を聞かせるシーンがある。 「人間さんとすっきりしちゃダメだよ。人間さんとの子供をにんしんっしてしまうからね。」 「う、うん。ゆっくりりかいしたわ。」 そのあとの展開は今までと同じである。 ただ、飼い主(?)がいなくなるのと、 男優が多少強引にコトをすすめるのが違っている。 そして行為が終わると、ありすのお腹がぽっこり膨れる。 「に、にんげさんとのこどもをにんしんっしちゃったわ。」 ゆっくりの思い込みの強さにより、通常ありえないことも現実に起きてしまう。 さすがは不思議饅頭である。 俺がこのDVDを借りようと思ったのはこの理由だ。 DVDのパッケージに 「人間とすっきりをしてしまうと教えられたありす。だが人間とすっきりしてしまう。 そして、にんしんっしてしまうありす。果たしてその子供は!?」 と書いてあった。 これが興味を引かれずに何に引かれるというのだ! 俺は人間とゆっくりの合いの子を想像する。 胴つきのありすが生まれるのか? むしろ、リアル人間の生首? そりゃこわいなぁ。 いやいや、人間の赤ん坊と赤ゆが生まれるんじゃないの? 興味は尽きない。 ゆっくり達は、ちぇんは寝たまま、まりさは同じような内容に飽きたのか寝始めた。 ありすは相変わらず興味あるのかないのかよくわからないが、 何のリアクションも見せずにTVを見ている。 DVDを見続けると、最後にありすのしゅっさんっの様子が収録されていた。 「ぎぎぎ……おちびちゃん、うまれるわ……」 カメラのあるこちら側にはタオルが置かれている。 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」 ぽーん。「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」「「「ゆっきゅりしちぇっちぇにぇ!」」」 うーん。全ゆんありすかぁ。まーそりゃそーだよなー。 赤ゆありす4匹がお互い挨拶をしているところでDVDは終わっている。 果たしてこのありすが、普通のゆっくりと違っていたりするかどうかはわからない。 「にんげんさんも なかなかおもしろいことを かんがえるのにぇ。」 ありすだ。変なゆっくりだなぁ。 DVDを全部見たところで、今日はここまで。 ゆっくり達を冷蔵庫にしまって、お風呂に入ってビール飲んでおやすみなさーい。 日曜日―― 今日はパンに食用ありすを挟んで食べることにする。 おい、ありす、出番だぞ。 「うん? もしかしてありす、たべられるのかしりゃ?」 うん、パンに挟んで食べるぞ。 「そう。なかなかときゃいはな ゆんせいだったわ。さあ、おたべなさい」 ムシャムシャ。美味なり。 ごちそうさま。 DVDを返しつつ、まずはゆっくりショップへ。 超高級れいむを見るためだ。 だが、あるのは50000円前後の高級クラスが最高値で、20万超えはなかった。 店員に聞くと、超高級クラスは都内にいかないとないらしい。 そこまで行くのはめんどくさいので諦めた。 あとはホームセンターや、家電量販店などを冷かして一日を過ごす。 夕方に家に帰り、食用まりさを冷蔵庫から取り出す。 こいつはそのまま食べることにした。 残ったちぇんは、うちのおちびがチョコが好きなのでカミさんに料理してもらえばいいだろう。 おい、まりさ。起きろ! 「あ、にんげんさん。ゆっくりおはようだじぇ!」 もう夕方だけどな。ゆっくりしてってね。 「ゆっくりしてってね!」 単純に食べる宣言をするのも飽きたのでいたずら心を出す。 まずは、帽子を取り上げる。 「ああ、まりしゃのしゅてきなおぼうししゃん。さきにたべるのじぇ?」 おう! 「うう、まりしゃもゆっくりしにゃいで たべてほしのじぇ!」 帽子をちびりちびり食べる。餃子の皮を食べている感じで単独ではそんなにおいしいものではない。 まりさを見てみると、帽子を先に食べられて落ち着かないようだ。 「おぼうししゃんをたべたら、まりしゃもたべてくれるのじぇ?」 どうしよっかなぁ? あとにしようかなぁ? 「えぐ、いじわるしにゃいで、しゅぎゅにたべるのじぇ…」 目から涙がぽろぽろ落ち始める。食用でもおかざりがないと落ち着かないようだ。 時間をかけてたっぷり帽子を食べる。 「きょんどきょそ まりしゃをたべてくりぇるのじぇ?」 あー、お腹いっぱいになっちゃった。お前また後でな。 「しょ、しょんにゃ…えぐっ、えぐっ」 まりさを手に持ちタッパに入れる、と見せかけて口の中にポイ。 口を閉じるが、まだ食べない。 まりさは状況が理解できていないのか、大人しい。 口の中に入れたままでしばらくおいておく。やがて、 「きょきょはどきょなのじぇ?」 舌が甘みを感じた。涙の砂糖水だろうか。 「ゆゆゆ? くらいのじぇ。きょわいのじぇ。」 口を開けてみる。 「あさになったのじぇ! ゆっくりしちぇっちぇにぇ!」 口を閉じる。 「ゆんやー。きくいのは、ゆっきゅりできないのじぇ。」 あまり食べ物で遊ぶのもアレなんで、まりさを頬に寄せ、歯を当てる。 歯にまりさの髪の毛が当たる。 「ゆゆゆ? にゃんだきゃ、いちゃいのじぇ。」 だんだんと歯に力を込める。 「いちゃいいちゃい。にゃにぃこりぇ?」 やがて歯は髪の毛、皮を貫通し、餡子に辿りつく。 「ゆんやー!!! もういやなのじぇ。さあ、おたべなさい。」 普通の餡子になってしまった。一気に食べる。 夜8時。カミさんとおちびが戻ってきた。 おちびは帰ってきたときからウトウトしていたから、 お風呂に入れて、速攻寝かせる。 今はカミさんとお茶と、お土産を食べながら結婚式の話を聞いたところだ。 そういえば、冷蔵庫にチョコがあるから、おちびにでも食べさせてくれ。 「チョコ? 珍しいわね。」 カミさんは冷蔵庫を開けタッパを取り出す。 そのタッパはたしか… 「あれ? れいむじゃない。」 そうだ。おとといの夜買ったれいむだ。すっかり忘れていたなあ。 それも食べていいよ。 「ありがとう。おーい、れいむちゃん。」 カミさんがれいむをタッパから取り出して皿の上に置き呼びかける。 れいむは目を覚まし、キョロキョロと何かを探す。 やがて、俺の姿を見つけると頬を赤らめてこう言う。 「おにいしゃん、また、れいみゅのぺにぺにしゃん、なーでなでしてえ」 そして口の下のちょこんとした突起を俺に見せる。 ファッ!? ビキビキッ。そんな音が聞こえてきた気がした。 「れいむちゃん、どういうことかお姉さんに聞かせてくれるかなぁ?」 掘り下げないでくれっ! 「あのにぇ、きのうのよる、おにいしゃんがれーみゅのぺにぺにしゃんを…」 昨日じゃない、おとといだ。 ってそんなことどうでもいいよっ。説明するなっ。 違う違うんだ。 HENTAIの門を叩いたことは認めよう。 でもそこで引き返してきたんだ。 結果的にピンポンダッシュ的な形になったことは謝る。 謝るから、 野良ゆっくりを見るような目で俺をみないでくれーーーーーーーーーー 実家にUターンや、小遣い減額などの実刑は避けられた。 避けられたのだが、1週間カミさんとおちびから無視しつづけられたことが辛かった。 みんな、食用ゆっくりはちゃんと残さず食べようね。 お兄さんと皆との約束だよ。 選択肢 投票 しあわせー! (1159) それなりー (127) つぎにきたいするよ! (194) このSSに感想を付ける
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★博麗 霊夢 ◆全体的にまとまったステータスと必殺PKを持ち、回復もできるMOTHER2のネス互換の性能。 あの方が加入するまでは、回復はすべて霊夢が行わなければならないので、無駄遣いをして肝心な時にPPが無くなったなんてことないように。特に燃費の悪い必殺PKはどうしても急な火力が必要なとき以外は使わないでおいたほうが無難。 なぜかさびのもとが効く。どこが錆びるのだろう? 固有能力 ボム使用不可状態を無視 習得ボム 習得レベル 名前 消費PP 効果 初期 PKむそうα 20 敵全体攻撃を攻撃。基本威力90。 Lv2 PKライフアップα 5 味方一人のHPを100~回復。 Lv3 PKヒーリングα 2 味方一人のなみだ、毒状態を治療。 Lv8 PKフラッシュ 1 一瞬光る…が、何の効果も無い。意味のないネタ技。 Lv9 PKライフアップβ 12 味方一人のHPを300~回復。 Lv10 PKシールドα 8 味方一人に通常攻撃を半減するシールドを張る。 Lv11 PKヒーリングβ 4 ヒーリングαの効果に加えてフリーズ、ボム不能も治療。 Lv13 PKむそうβ 40 敵全体を攻撃。基本威力250。 Lv22 PKライフアップγ 20 味方一人のHPを1000以上回復する。 Lv26 PKヒーリングγ 30 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からHP1で復活させる。 Lv28 PKむそうγ 58 敵全体を攻撃。基本威力700。 Lv29 PKシールド∑ 32 味方全体に物理攻撃を半減するシールドを張る。 Lv37 PKヒーリングΩ 50 味方一人の状態異常を完全治療し、ピチューン状態からも完全復活させる。 Lv45 PKライフアップΩ 50 味方全体のHPを400~回復。 イベント PKむそうΩ 500 夢想天生。敵全体に9999のダメージを与える。サイコシールド無視。
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・三作目です ・加工所本部のれいむまりさのその後が見てみたいというコメントがあったので。そのネタは思いつかなかった・・・! ・テンプレって意味何?まじでわかりません。 ・子育て室で金バッチ獲ったれいむの話です。 ・加工所本部の続きみたいなの 麦茶あき(仮) れいむその後 れいむです。金バッチのゆっくりです。 れいむはお姉さんの下で飼いゆっくりになるため必死にお勉強しました。 人間さんのこと、他のゆっくりのこと、食事の作法、野良ゆっくりのこと、沢山お勉強しました。 そのかいあってれいむは金バッチになりました。 お勉強友達のまりさといっしょにバッチさんが獲れたことを喜びました。 でも、他の友達はバッチさんは「ほりゅう」だそうです。 れいむはそのことでかなしくなりました。 みんなで金バッチさんを獲りたかった。 けど考えてるうちにショップさんに売られました。 お姉さんはいい飼い主さんに会えるといいねと言ってくれました。 だかられいむはここにいます。 飼いゆっくりでいます。 そしたら・・・・みんなに会えるかな・・・ れいむはペットショップにいた。 一緒にバッチさんを獲ったまりさはすぐに飼い主が決まり飼われていった。 別れるときに「れいむ・・・ゆっくりしていってね!」と挨拶をしてくれた。 れいむに飼い主はまだいない。今もペットショップだった。 そんな毎日が続いた。。 でもれいむは寂しくなかった。、ここには部屋は別々だけど他のゆっくりがいたからだった。 銀バッチのちょっと口の悪いまりさ。 「まったく・・・・まりさの飼い主さんはいつになったらあらわれるのぜ??」 ときどき部屋から変な声が聞こえる金バッチのありす。 「・・・・すっきりーしたいわ・・」 わかるよーが口癖の銅バッチのちぇん。 「わかるよー」 ちーんぽ!と元気に挨拶してくれる銀バッチのみょん。 「ちーんぽ!」 部屋は遠いけどゲス体質駄々漏れのでいぶ。 「おい!どれい!!れいむにあまあまよこせ!!!」 そして店員のお兄さんがいた。 「うっせえ!!たった20円の超安物でいぶが!!」 「どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 だかられいむは寂しくなかった。 だが、そんなれいむにも飼い主が現れました。 れいむはペットショップみんなと別れるのは寂しかったけどみんなとはどこかで会える気がしたので寂しさがなくなりました。 れいむは今日からこの飼い主と一緒に暮らしていきます。 「じゃあ、れいむ。俺会社行って来るわ」 「ゆっくりいってらっしゃい!」 お兄さんは朝早く出かけていきます。会社というところにお仕事に行くからです。 れいむは朝、お掃除して、洗濯物を畳みます。 お昼はまどのそばで日向ぼっこか、テレビを見ています。 お兄さんは夕方まで帰ってきません。時々残業があって夜に帰ってきます。 れいむはその時が一番寂しいかった。 「ゆう・・・」 けど、れいむはお兄さんが帰ってきたときに精一杯「ゆっくりおかえりなさい!」をします。 お兄さんは「ただいま」とちゃんとお返事を返してくれます。 そんな疲れたお兄さんにれいむはバックさんを持ってあげたり、マッサージさんをしたりします。 特にマッサージさんをしているお兄さんの表情はとてもゆっくりしていました。 「あ~気持ちい~」「ゆ~んすごくこってるよ」 お兄さんがいるからやっぱりれいむは寂しくありません。 ある日お兄さんが出張に出かけるといいました。 三週間家には戻ってこれないそうです。 れいむはお兄さんのお友達の家に預けられることになりました。 「れいむ、僕もゆっくりを飼っているんだ。その子と仲良くしてやってな」 お兄さんのお友達はれいむに自分の飼いゆっくりを見せてくれました。 そこにいたのは、ショップさんにいた銅バッチのちぇんだった。 「にゃ?!泊まりにくるゆっくりってれいむのことだったんだねー」 「ゆゆ??!ちぇん久しぶり!!」 「あれ?お前ら知り合い??」 れいむはお兄さんのお友達にショップさんにいたころの話をしたら、お兄さんは嬉しそうだった。 「いやあ、うちのちぇんと馴染めるかなって心配だったけどまさか同じショップ仲間だったとは」 「わかるよーちぇんはれいむとまたあえてうれしいんだよー」 その三週間れいむはは寂しくなかった。 ちぇんと遊んだり、お話したりした。 ちぇんは銀バッチのみょんが近所のお姉さんに飼われていることをれいむに話した。他のみんなも無事飼われていったそうだ。 「みょんとはときどきあそんだりするんだよー」 れいむはその言葉にチクッっとしました。 何故ならお兄さんが帰ってくればこの生活は元に戻るから。ちぇんはれいむがいなくてもみょんが遊びに来るからだ。 れいむはそれが嫌になりました。 お兄さんが出張さんから帰ってきた。 お兄さんのお友達さんと何か話してましたが、れいむには聞こえなかった。 お兄さんは今日は休みだから家にいました。 れいむはちょっとだけわがままを言いました。それは外へ遊びたいといったのです。 お兄さんは何か考えた後お外へ連れてってくれました。 お兄さんは公園さんに連れてってくれました。そこには沢山の飼いゆっくりがいました。 そこにはちぇんとみょんがいました。れいむは二人と思いっきり遊びました。 その日はとても楽しかったです。 家に帰ったその日お兄さんは玄関が騒がしいと様子を見に行きましたが、すぐ戻ってきました。 「お兄さんどうしたの??」 「気にすんな野良ゆっくりを追い払っただけだ」 「?」 れいむのその後はいつも通りだった。 お兄さんは最近残業が多くて帰るのが遅いです。 お兄さんは休みの日以外家にはいません。 れいむはその日が来るまで我慢してました。 でも最近お兄さんの調子が良くないみたいです。 れいむはなんとか励ましたりしましたが「ありがと、れいむ」とまだ良くなってない顔で言いました。 なんだか最初にれいむと会った頃に似ている。 つらそうな顔ばかり・・・・ れいむは思いました。 一番寂しいのはお兄さんじゃないのか? お兄さんはれいむが来るまでずっと一人暮らしだった。 家に帰れば誰もいない。でも今はれいむがいる。 お兄さんは寂しかったかられいむを飼ったのではないか? そう思うとれいむは自分が恥ずかしくなりました。 家にいないからといって寂しさを感じていた自分を恥じました。 本当に寂しかったのはお兄さんじゃないかと今ここに気づきました。 れいむはもうわがままを言わないと心に誓った。 だが、今日もお兄さんが帰ってくるのが遅いのです。 残業があるのでしょう。 れいむはお兄さんが帰ってくるのを待ちました。 しかし、お兄さんは中々帰ってきません。 れいむは心配になりましたがお兄さんは帰ってくると信じてます。 でもれいむはなんだか眠くなってきました。 お兄さんに「おかえりなさい」って言わなきゃいけないのに・・・ お兄さんに「おかえりなさい」って言わなければ。 今日の俺は散々だった。 部長に書類ミスで叱られるわ、コピー機につまずくわ、帰りの電車に乗り遅れるわで散々だった。 家へ帰るとれいむがいるはずだ。今日は随分遅くなったし、アイツはもう寝てるはずだ。 だが最近になって思うことがある。 れいむを別の人に飼わせてみないかと思うようになった。 そのきっかけは外に連れ出した時だ。外にいたアイツは家にいた時よりもずっと生き生きしていた。 俺なんかより、別の人に飼われてるほうがアイツの幸せなんじゃないか?と思ってきた。 もし飼われるなら俺の友達のほうがいいだろう。アイツちぇんと仲良しだったからな・・・ そんなこと思いながら俺は家へ着いた。 「ただいま・・・ん?」 家に着いたが返事は返ってこなかったがその代わりれいむが玄関で寝ていた。こいつこんなとこで寝やがって・・・ 俺はれいむをベットに連れ込もうとしたとき床にチラシが落ちてたのに気づいた。 部屋はれいむが綺麗にしたはずなのに何故こんなところにチラシがと拾ったら、そこにはこう書かれていた。 お兄さん―おかえりなさい そう書かれていた。アイツは自分が眠るかもしれないからチラシの裏に文字を書いたんだな。 だけど、俺はその後に続く文字に気づいた。 ずっとそばにいるからね。 れいむ 俺は 自然と涙を流していた。 何故だか知らないけど自分の心にかかっていた何かが晴れたような気がした。 涙は止まることはなかった。 だけど、嬉しかった。 こんな一言だけど嬉しかった。 けどコイツ・・・こんな下手な文字書きやがって・・・・もっとうまく書けよ。 俺はれいむをベットに寝かしてそっと呟いた。 「ただいま、れいむ」 なんかれいむの顔がうれしそうだった。 れいむです。 最近お兄さんが元気になった気がします。 帰ってきたられいむと遊んでくれてす~りす~りしてくれます。 休みの日も公園へ連れてってくれます。なんだかれいむもお兄さんも幸せな気分です。 あの夜は思わず寝ちゃいそうだったのでチラシさんにとりあえず「おかえりなさい」と書いた。 その時お勉強を教えてくれたお姉さんの言葉を思い出した。 『おねえさん。れいむかいぬしさんになんていえばいいのかな?』 『飼われるのはまだでしょれいむ。早とちりね』 『ゆうぅ・・・ごめんなさい』 『でもとっておきの言葉を教えてあげる』 『?』 『そばにいてあげる』 『それだけ?』 『そう、それだけ。単純だけど、とっても重要。誰だって寂しいのは嫌でしょう?』 『ゆ~ん・・・ゆっくりできないよ』 『だから大切な人が寂しがってたらその言葉を言ってあげてね』 『ゆっくりりかいしたよ!!』 あの時教えてもらった言葉をチラシさんに書いたけどお兄さん気づいてくれたかな? 俺はこのれいむを改めて飼う事にした。 アイツが書いてくれたあの一言。今ではあれが俺の活力の源だ。 休みの日は家にいなかった分遊んでやってる。 最近は仕事のほうもうまくいってる。 だけど俺にとって重要なのはコイツといることだ。 今じゃ、かけがえのない存在になっている。 俺はれいむにしてやれることはこの位だがそれでもよかった。 だって、家へ帰ればれいむがいる。一人じゃない。 れいむだって一人じゃない、俺がいる。 いつだってそばにいてやる。だから・・・・ 「れいむ!ゆっくりしていってね!!!」 「ゆ!ゆっくりしていってね!!!」 いつまでもそばにいてくれ いつまでもそばにいるよ・・・! 『ふーーーーん・・・あのれいむは無事飼い主と住んでるみたいだな』 その様子を遠めから見ていたものがいた。 『まあ、よかったな。捨てられずによ』 「そこのじじいとまるのぜええ!!」 『ん?』 そこには口にどこからか拾ってきたナイフを咥えてたまりさがいた。 「けがをしたくなかったらたべものをよこすんだぜえ!!いますぐだぜ!」 『・・・・・・・・』 男は無言だったが、そのまりさを見てにやりと笑った。 「な・・・・なんだぜ・・??!ゆ・?!ゆわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」 まりさはその男に連れてかれた。その男には所長というプレートがつけられてた。 あとがき 二次裏見てコメント書いてくれた人が沢山いました。 なんか色々申し訳ございません。 希少種のことで論議になっちゃったりしてましたね全部麦が悪いんです。麦が悪いんですよ。 あの加工所本部ではある特殊な繁殖方法で希少種を大量生産できましたここまではいいです。その後の説明不足がいけなかったですね・・・(反省) その繁殖方法はちと言えません。繁殖部にいた希少種たちは全部食用にいくので基本ペットショップにいったりはしません。だから希少種の価値変わらず。 お菓子も希少種を使ってることは伏せてあります。情報統制ってやつです。 加工所の職員はそのことを絶対に世間に教えません。高い給料もらってるし。 でも情報を流そうとしたものは本部の刺客に消されます。あの二人もその対象ですが、そのことはあの二人は話したりしません。 情報も流れる前に全て消されます。 あんなにでかい加工所なんだからそれぐらいの設備はあります(スパコンとか) ちなみにあの二人は本部で働くことになります。その話も書く予定です。 麦は何かを伝えるのが下手くそなんだ。そこを上達しなければ・・・ 友人「よかったな二次裏で罵倒されて」 「罵倒ばっかじゃなかったでしょおおおお??!!」 友人「金ばっちのまりさどうなるの?」 「そのうちにまりさその後を書きます」 友人「そしてまた駄文になるわけか。がんばれよ」 「なんでそうなるのおおおおお」 友人「最後のアレ何?」 「そのうち話します」 友人「テンプレの意味しらんの?」 「はい」 友人「・・・・・だめだこいつ」 「ドスれいむの話書いていいですか?」 友人「書けば?」 「文章がなんか薄い、もっと濃くしたほうがいいって言われた。解決策としてどうすればいい?」 友人「もっと腕にシルバー巻くとかry」 「無理」 友人「最後に質問。所長って何者??」 「秘密」 ↑この話は加工所本部(後編)を投稿した後の話で一部フィクションを含みます。 友人「あー、れいむがしあわせでまじ残念」 「どおしてそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 おしまい
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れいむ讃歌 駄文です 今回もジョジョパロが 最近、家の金バッチのちぇんの様子が変だ。どうやら近くの公園に住み着いている野良に餌を与えているようだ。ちぇんに一回その理由を尋ねたら 「れいむはすごいんだよ~。わかってね~。」と言われた。 これだけの内容じゃ状況が把握できないが、どうやら脅されているわけじゃないのはわかった。だったらどうして厳しい訓練を受けた金バッチのちぇんが野良と関わり合うんだろう…? このことを同じく金バッチのみょんを飼っている知り合いに相談したところ、 「お前のとこのちぇんもか。」 「俺のところのも…?」 「ああ…。うちのみょんもそうだが、ここらの金バッチの一部がその野良れいむに貢いでるみたいなんだ。」 「何で野良なんかに…。」 「お前どうせ暇だろ?明日にでもそのれいむが何者なのか調べてみてくれよ。」 「暇なことは否定はせんが、何かイラッとくる言い方だな…。」 こうして俺は、次の日その野良れいむが居るという公園まで足を運んだ。ちぇんの方は悪い影響があるかもしれないので家においてきた。 こじんまりとした公園には、小さな子や年寄りがちらほら居た。最悪野良れいむを始末するときは、目に付かないようにしよう。 ちぇんの話では、お目当ての野良れいむは、公園の隅にダンボールとブルーシートで野良としてはなかなかの家を作っているらしい。 「れいむゆっくりしていってねっ!これはすごくゆっくりできるあまあまだよ!!」と、言う声が聞こえたので、そちらの方に行ってみると金バッチのまりさが明らかに野良とわかるれいむにお菓子をあげていた。 お菓子を貰ったれいむはと言うと、「ゆふ~!ゆっくりできそうなあまあまだね!!ほめてつかわすよ!!」「ちゃちゅがれーみゅのおかーちゃんじゃね。」「「きゃわいきゅっちぇ、ぎょめんにぇー☆」」と、かなり上から目線でまりさに接していた。 「こいつが噂のれいむか…しかし子持ちとは聞いてなかたぞ。まあ、だからなんだって話なんだが…。」そんな独り言を言いながら俺は、少し離れたところから様子を見ていた。 観察してみてわかったことは、こいつがしんぐるまざーで子れいむが3匹、餌を持ってくるゆっくりはすべて金バッチだということだった。俺は、他のゆっくりが居なくなった事を確認してから野良れいむにファーストコンタクトをとった。 「やあれいむ。ゆっくりしていってね。」 「「「ゆゆっゆっくりしていってねっ!!」」」 「ちょっとれいむに聞きたいことがあるんだが…。」 「しょんにゃこちょよりにんげんはあまあまよこちぇ~!!」 「よこちぇ~♪」「あまあま、あまあま♪」 クッ、この糞赤ゆ共ぶっ潰してやろうか!!そう思っていると親のほうが、「そんなことよりにんげんさんは、にーとなの?にーとじゃないの?どっちなの?」と言ってきた。 (よし、潰そう。)その言葉に切れた俺は強い口調で、「ハァ~?てめえみたいな糞饅頭には、関係ねぇだろうがッ!!」と踏み潰そうとして足を上げるたすると、 「にーとじゃないなら、かえってねっ!にーといがいは、きょうみないよっ!!」言ってきた。 (あれ?こいつ俺を馬鹿にしたんじゃないの?と言うよりニートには用があるの?) 少し頭が冷めた俺はれいむに合わせて「うん。俺はニートだよ。だからちょっと話を聞かせてもらいたいんだが……」自分で言っといて悲しくなってきた。 「ゆ?にんげんさはにーとなの?なら、れいむにあまあまもってきてね!!これはめいれいだよっ!!」と言ってきた。 少し腹が立つが俺は、「何でニートだとれいむにあまあまを持ってこなくっちゃならないの?」と聞いた。 すると「ゆぷぷ!にんげんさんは、ばかだね!でもれいむはやさしいからおしえてあげるよっ!!れいむはにーとのかみさまなんだよ!!しんぐるまざーで、こどもをそだてないといけないのに、はたらかないんだよっ!!すごいんだよっ!!」 (…ある意味すごいが、しかし何でそんな事でこんない威張れるんだ?)そう思っているとさらにれいむは話を続けた。 「れいむさんかは、にーとのさんかっ!!れいむのすばらしさは、しんぐるまざーのすばらしさなんだよっ!!わかったらさっさともってきてね!!これでもわからないなら、しんぐるまざーおーばーどらいぶっをやっちゃうよ!!」 しんぐるまざーおーばどらいぶ~?その言葉に興味を持った俺は、「いいぞ。それやってみろよ!!おもしろかったらあまあまでも何でも持ってきてやるよっ!!」 「ゆっふっふっ、ばかだねにんげんさん。このわざは、れいむのいだいなきおくを、にんげんさんにみせるわざだよっ!!それをみればにんげんさんも、れいむのいだいさにひれふすよっ!!」 そう言ってれいむは俺の足元までやって来て、のーびのーびしたり、もみあげをぐるぐる回し始めた。 「ユーハーユーハーユコオオオォォォォ」 「何だそれ?」 「おーばーどらいぶっのためのとくべつなこきゅうほうだよっ!!かんたんにせつめいすればこきゅうであんこに、はもんをおこしているんだよっ!!」 そしてれいむは、もみあげを大きく振りかぶって、「ふるえるよ あんこっ!!あきれるほど にーーと!!きざむよ しんぐるまざーのびーと!!」 『しんぐるまざーおーばーどらいぶっ!!』 そう言って俺の脛に向かってもみあげで殴りつけてきた。すると本当にれいむの今までの記憶が流れ込んできた。 「ゆっふっふ…これで、れいむのいだいさがわかったね。みつぎものは、あまあまたくさんでいいよっ!!」 俺はすべてを理解した。なぜ金バッチの飼いゆっくりがこいつに餌を上げるのかを…。 こいつはゲスだ。どす黒いほどのゲスだ。しかし役に立つゲスだった。 こいつは普通の野良のゆっくりの間に生まれた。 普通のゆっくりは植物型妊娠をして3日後には生れ落ちる。そして3ヶ月後には独り立ちするのだ。 こいつは、生まれ付いてのニートだった。他の姉妹が巣立ちをしても、実家に居座り親に餌を持ってこさせ続けた。 しかしそれも長くは続かなかった。みんなが巣立ってから1ヶ月たたずに、両親は永遠にゆっくりしてしまったのだ。 しかたがないのでれいむはつがいをさがした。しかし、れいむは自分を客観的に見るかとができた。だから普通の方法ではつがい(パラサイト先)を見つけることができない。 そこである事をれいむは閃いた。そしてれいむはその作戦をすぐに実施した。 なんと!れいむはれいぱーが居るという公園でまむまむを広げて横にになったのだ。そしてれいぱーに見つかってしまった。 「んほおおぉぉぉ!!とかいはなれいむね!!いいわ、ありすがとかいはなあいをあげるわ~~っ!!」 後は火を見るより明らか、れいむはれいぱーに襲われ妊娠してしまった。しかしそれこそがれいむの奇策だったのだ。 「もっととかいはなあいをあげるわ~!!れいむぅ~!!」そんなことを言っているれいぱーに対して「なにいっているの?そんなことをしたらあかちゃんがしんじゃうでしょ?ばかなの?しぬの?」 しかしれいぱーはそんな言葉を無視して「んもぉ~!れいむはつんでれね!そんなこといわなくっても、ありすはわかっているわよ~!」 その言葉を聞いてれいむは「なにいってるのッッ~~!!!!とかいはなあいで、できたあかちゃんなんだから、ふたりでそだてるのが、とかいはのやくめにきまっているでしょーーッ!!そんなこともわからないのッ!?ばかなのっ!?いなかものなのっ??」と烈火のごとくわめき散らした。 ありすは、かなり驚いた様子だった。無理もない、今まで襲った連中は、『やべでぇ~!!』とか『ずっぎりじだくない~っ!!』とかツンツンしていても本音は喜んでいると思っていた。 しかし、れいむの言葉にはツンデレの要素がないことは、れいぱーにもわかった。その上、とかい派な愛でできた子供なのだから2人で育てるのが、とかい派だと言うのも納得してしまった。だがれいぱーは一筋縄ではいかなかった。 「ありすには、ほかのこにもとかいはなあいをあげなるという、じゅうだいなしめいがあるんだから、あかちゃんはれいむひとりでそだてるべきよっ!」そう反論した。 「そんなのあかちゃんが、すだってからでもできるでしょーーっっ!!それともありすは、あいてにあかちゃんをおしつけるむせきにんないなかものなのっ!?」 れいぱーにかかわらずありす種の根源には、『とかい派』と言う狂信的なものがある。れいぱーはそれが『とかい派な愛』に変わっただけで基本的には同じである。 いくられいむの罠だったとしても、れいむの言ってる事は大体あってるとありすも思っているので反論ができない。そもそも、田舎者という言葉は、聞き捨てならない。 「ゆぐぐぐぐっ!!」と、唸ったありすはしかたなくとかい派のプライドのためにれいむのつがいになった。 それから3ヶ月間れいぱーにとっては地獄だった。子供は全部れいむ種でかわいいとも思えないし、子育てで忙しいといって、自分は何もせずに、ありすにご飯からお家の確保、うんうんの片付けもさせた。 そして3ヵ月後 「「「「「おかーさん!おとーさん!れいむたちは、すだちするよっ!いままでそだててくれてありがとう!!」」」」」 ありすのぺにぺにはギンギンに起っていた。こいつらが居なくなったら、すぐにでもれいむを捨てて、他のゆっくりにとかい派な愛を与えに行こうと思っていた。 そして子供が巣立ち、れいむとありすしか居なくなった家で、れいむに別れを告げようと思って、口を開いた瞬間…。 「れいむ!!ありすは、とかいはなぎむをおえたから、このいえからでt「そんなこといいから、はやくまたあかちゃんつくってねっ!!」 そう言ってれいむはありすにまむまむを見せた。その瞬間ありすの中で何かが壊れた。この3ヶ月の悪夢が走馬灯のように頭をよぎったのだ。 さっきまでビンビンだったぺにぺにはふにゃふにゃ萎え、ありす自身もプルプル振るえ変な液体を体中から出している。 「すっきりはとかいはじゃないわ~~~っ!!!!」 そう言ってありすは家を飛び出した。もうありすはレイプすることができない。この事が原因でEDになってしまったのだ。 ━ありすは━ 2度とれいぱーには戻れなかった…。 とかい派と田舎ものの中間のゆっくりになり 永遠に町をさまようのだ。 そして すっきりーしたいと思ってもすっきりーできないので ━そのうちありすは ゆっくりするのをやめた。 「ゆふぅ~!!しょせんれいぱーだね!!でも、れいむはやさしいからゆるしてあげるよっ!!またあたらしいれいぱーを、みつけるだけだからねっ!!」 こうして、れいむはれいぱーにパラサイトしては、れいぱーを再起不能にする。恐怖のれいぱー食いになった。 このれいむの恐ろしいところは、妊娠した子供がすべてれいむ種の上、れいぱーにパラサイトする方法をちゃんと子育てで教えていたのだ。 今まで人間がいくらがんばっても出来なかったれいぱーの絶滅をこのれいむは出来るだろう。人間が最大の難関としていた繁殖力も同じゆっくりのうえ、妊娠する子供すべてれいむ種に出来るという力を持っているのでれいむの方が有利だ。 しかも、子供にありす種が居ないので、れいむの恐怖を餡子を通じて受け継ぐことが出来ないので、100%引っ掛かる。 「だから、金バッチたちはれいぱーを絶滅させることが出来るこのれいむに餌をあげていたのか~。」 れいむは自分がいかに可哀想かみせつけてるつもりだが、頭のいい金バッチたちは、れいむがしている事は自分たちを、身を挺して守っているように思えたようだ。 『さすがれいむ!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ そこにシビれはするが!あこがれないィ!』見たいな事を考えていたんだろうなぁ~。 ちなみにれいむの記憶によると、今シングルマザーなのは、前のありすが、ストレスに耐え切れず、すぐに死んでしまったからである。 「さっさとあまあまよこしてね!!きこえないの?ばかなの?」 俺はポケットから飴玉を出しれいむたちの方に投げた。 「ゆゆ~ん♪それでいいんだよ!こんどくるときは、もっともってきてねっ!!」 俺はれいむたちに何もせずに帰ることにした。確か自分の事しか考えないゲスだがみんなのやくにたっているのだから…・ 帰り道で「ああ言うのを、『ひつようあく』って、言うのかなぁ~。」そうポツリとつぶやいた。 おわり